ブラザー工業製ルーターMIP-3010を使って、SIP遊び
先日からレビュー用にお借りしている、ブラザー工業製オールインワン・ルーター、MIP-3010で、SIPを使って遊んでみました。SIPとは、Session Initiation Protocolで、2つ以上のクライアント間でセッションを確立するための汎用プロトコルなのですが、一般的にはIP電話やネットワーク会議などで使われています。MIP-3010はTEL端子があり、電話機をつなぐとSIP端末として使うことができるのです。その確認のために複合機もお貸しいただいていて、電話やFAXもIPを使ってできるのです。
やけにムーディな状態でやっていますが、単に真夜中、家族が寝静まった時間にやっているだけです。。
iPhoneから電話機にダイヤルしてみたところです。iPhoneのSIPアプリはいくつかあるのですが、適当に「Media5-fone」をGETして使ってみています。
電話機から、お借りしているGalaxyTabにダイヤルしたところです。GalaxTabではSipdroidというアプリが入っていました。Linphoneというのも入っていて、そっちでもちゃんと使えました。
もちろん、GalaxyTabからiPhoneにもつながります。
こんな感じに(わかりにくいですが)、MIP-3010と電話機の間を電話線でつなぎます。ルーターに電話機をつなげられるというのは、個人的には結構不思議な感じですねぇ。MIP-3010には普通の電話回線もつなげることができ、電話関連だけでもかなりいろいろと便利な使い方ができるのだそうですが、ネットワークオタクの私としては、電話はあまり興味が無いので・・・。先日のブロガーミーティングで開発担当の方からのお話しでは、実は電話のアナログ系は作る上で苦労しました、と仰っていました。
IPで内線というと、Skypeとかでも十分じゃないか、ということもありますが、仕事で使うには、ある程度セキュリティの配慮や安定性の配慮も必要で、業種によってはこういうニーズもあるのでしょうね。IT系ではメールが中心で、FAXはほとんど使いませんし、電話もたまに、という感じでしょうか。当社のIT事業部ではiPhoneユーザが多いので、メンバー間の連携はソフトバンク同士で無料通話の恩恵を受けていることが多いですね。
以前、マンション向けのIP内線電話のシステムを作ったことがあり、その時はSIPではなく、OpenH323のohphoneを使っていて、その後実現できない機能が出たときに、当社で独自プロトコルでVoIPシステムを1ヶ月で作って提供したことがあります。VoIPはなかなか回線品質の影響を受けやすく、その時に必要に迫られて回線遅延シミュレータを作ったのが、今のEthdelayシリーズのきっかけになったのでした。