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プログラミングでメシが食えるか!?

ブロガーミーティング@ブラザー工業:MIP-3010ルーターの話題

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今晩はブラザー工業さんでのブロガーミーティングに参加してきました。ミーティングといってもオルタナブロガーは3名、他にアイティメディア社員さんが4名、そして同じくらいブラザー工業社員さんが参加という、ブロガーミーティングとしてはかなり珍しい比率でした。背景にはルーターというかなり特殊な話題ということもあるでしょう。おかげで密度の高い集まりになりました。

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ブラザー工業さんは創業100年とか、今では国内売り上げは1/3程度のグローバル企業とか、ブラザーさんの背景の話題をはじめとして、今回オールインワンルーターのMIP-3010が登場する事業背景などのプレゼンが前半、後半はブロガー3名がそれぞれ使ってみた上での感想や意見などを話し、それらに関してディスカッション、そのまま軽食をいただきながら盛り上がったという流れでした。

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この製品のように、後発で、比較的安価なカテゴリーの製品は、売るのが難しいものです。当社でもIntraGuardian2のように、価格破壊的に切り込んだり、あるいは技術製品なのに手軽なEthdelayシリーズ、ProDHCPもDHCP専用製品としては安価で高性能、ということで、同じような境遇は痛いほどわかります。一方、ブラザーさんほどの歴史と規模の会社になると、捨て身の戦略もとりにくいことでしょう。

私のアイディアとしては(個人的な希望もかなりありますが)、いっそのこと技術面をかなりオープンにして、まずはある程度詳しい層で評価を高めてから、本当の狙いであるSOHOとかに行くという感じです。私がYAMAHAのルーターを使うようになったのも、当時はまだあまり業務用としては知名度の無かった製品だったのですが、YAMAHA社員の技術情報発信や、詳しい人の情報などがとても参考になったからでした。

ルーターはそんなに一つの組織で大量に導入するものではありません。特にSOHOのように規模が小さい組織ではそうでしょう。ということは、価格が多少安いかどうかはあまり導入の決め手にならず、それよりは、安心して使えるか、導入・運用は簡単か、サポートは良いか、など、実際に使う上での心配の方が大きいのです。たとえば5万円安く買っても、運用までに手こずって2日かかったとなると、あっという間に5万円以上の工数を無駄にしていることになります。

オールインワンルーターという特色を生かすためにも、まずは安心して使えるということを、第三者にアピールしてもらえるかどうかがポイントじゃないか、と考えたわけです。まあ、もちろんブラザーさんほどの企業であれば、そんなことは当然議論されているのでしょうけれど。。

実際にブラザーの関係者の皆さんとお会いして感じたのは、やっぱり製品を愛しているということです。特に技術関連で苦労をされた方たちの苦労話はとても興味深いものでした。そういう内容こそ、オープンにして、そこまでちゃんと苦労して開発した製品なのか、と思ってもらうというのも一つの手だと思っています。

当社で技術系の製品、EthdelayシリーズやProDHCPなどは、実はお問い合わせのきっかけで高い割合を占めているのは、このブログです。ブログで裏話や、様子を書くことによって、製品を身近に感じることができたり、思い入れを知ってもらうことができるわけです。もちろん書いたことに偽りがあってはなりません。

そんなビジネス系の話題や、技術系のマニアックな話題などで、あっという間に4時間近くが過ぎたのでした。

もうしばらくMIP-3010や複合機などをお借りできますので、今日お会いした方々のお顔を思い浮かべながら、さらに使い込んでみたいと思います!

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