そろそろ3月も半ばで、年度末で忙しいながらも、来期事業計画もまとめに入らないとまずい時期でしょう(すでに遅い気もしますが)。当社ではIT関連事業のほかに、ゴルフ練習場用システムの事業、プリント基板設計事業を行っており、従来はそれぞれの事業部が思い思いのフォーマットで事業計画を作ってきました(作らない、というケースもありましたが)。このところ毎週の「会社の未来を考える会」ミーティングで、やる気あるメンバーたちが議論する中で、事業計画の書式・内容はある程度共通化すべきという意見も出てきたところから、当社の企画担当の方にひな形を作ってもらいました。

一つの例としてご紹介しましょう。


2010 年度以降の各事業部による業務計画の発表にあたり、共通の雛形を提案します。雛形については、事業部運営におけるビジョン、戦略、オペレーションを、Why、What、How の 3 点として、以下に示す点に留意しながら、明確にするとよいと思います。

20100315_194819

1.Why 何故、この組織(事業部もしくはチーム及び準ずる組織)は存在するのでしょうか?なんのためにあるのでしょうか?存在する理由・意義を示してください。

2.What 何を、生み出していくのでしょうか?ただし、留意すべき点があります。チャンピオンを目指してください。何で、どの分野で、チャンピオンを目指すのでしょうか?さらに、 欲を出せば、この3つの点について、添えたほうがよいと思います。
・ 何を(どの分野を)
・ いつまでに(1年後?2年後?それ以上?)
・ どの量・数まで(金額?シェア?数?など、定量的がよいと思います)
※)戦略論はたくさんありまずが、中小に残された戦略は集中(特定の分野への特化)しかないと言っても過言ではありません。

3.How 今回の Why-What-How は、遠藤功氏(早稲田大教授兼欧州系コンサルファームであるローランド・ベルガー会長)のフレームを参考にしています。同氏は、「現場こそが鍵」を再三主張しています。どうやって実現するのか?については、「強い現場力」の7つの条件から、2〜3 つを選択し、さらに具体的に示してはいかがでしょうか?
1. 企業哲学としての現場力
2. 脱・事なかれ主義
3. 主権存現
4. 自律的サイクルを埋め込む
5. 見える仕組み
6. オルガナイズ・スモール
7. 継続する力

事業計画というと一般的には、売り上げ目標や利益目標などを掲げることを考えるかも知れませんが、その前に、ここに紹介したような、共通認識を持つ必要があります。単純に数値目標のみを掲げていると、毎年毎年ノルマのハードルが高くなるばかりで、苦しくなる一方、というイメージになってしまいますが、「そもそも我々が目指すところは・・・」というレベルで意識合わせができていれば、苦しくても乗り越えればこういう状態になれる、という希望が持てるわけですし、前向きにがんばろうと努力できますし、迷っても進むべき道が見えてくるものです。

メンバー皆が希望の持てる事業計画を考え、また来期も盛り上げていかねばと楽しみにしているところです。

komata

Special

- PR -
コメント

コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/23595962

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

小俣 光之

小俣 光之

日本シー・エー・ディー株式会社社長・プログラマー・ライター。多趣味で話し好きで説教臭い。

詳しいプロフィール

最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2012年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      
カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 富士通元社長の山本卓眞氏が残した次代へのメッセージ
富士通の社長、会長を務めた山本卓眞氏が亡くなった。哀悼の意を込めて、日本のIT産業界の大御所が残した次代へのメッセージを紹介しておきたい。(2/6)

news094.gif Facebook就活はもう古い?
約260人のブロガーが、ITにまつわる時事情報などを日々発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今回は「就活」「都心の雪」「ソーシャルメディア」などを紹介しよう。(2/4)

news094.gif 東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役
塩害に強い綿の生産で東北に新たな産業を作りたい。オーガニックコットンの採用など、環境負荷を下げるジーンズ生産に取り組んできたリー・ジャパンの新たなチャレンジとは──。(1/30)

news094.gif 東北から始まるイノベーション
企業のICTを活用と若手IT技術者による東北発のイノベーションが、中長期的な震災復興の鍵となる。(1/27)

news094.gif 貧困国の雇用を創出する印刷屋、丸吉日新堂印刷の挑戦
全国から約2万7000件の名刺制作を受注をする札幌の小さな印刷会社の成功の秘密は、地道な社会貢献にあった。(1/16)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ