オルタナティブ・ブログ > 教育ICT研究室 >

グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

[新年のご挨拶と雑感] 2012年は戦後復興のような一年になるのかもしれません

»

新年のご挨拶

辰年のご挨拶を申し上げます。本年もこのブログを御覧くださった皆さま、ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

2011年は様々なことがあり、私にとって人生の重要な節目となりました。私自身の生き方も変わりました。大変な中でも生かされているというありがたさを感じました。

「今、私は何をしたらよいのか」震災後に仕事がすべてキャンセルになった中で考えました。

「なんのために生きているか」は大きすぎてすぐにわからないことですが、こうしてブログに書いていくこと、Twitterで情報発信していくこと、Facebookで大事な人との絆を深めていくこと、いろいろな経験がありました。その中でだんだん見えてきたことがあります。

私のTwitterやFacebookをご覧になっている方は私が「いい! 」と心から思って選別した情報を発信を希望されていること。別なブログではIT以外の話題で検証したことを楽しみにしてくださっていること。

Yahoo!知恵袋の知恵ノートやQ&Aはストック型の情報として私のhowtoを楽しみにしてくださっていること。当ブログをご覧の方は私が気になること、検証した話題を楽しみにしてくださっていること。

このブログを観た数名の読者から「もう死にたいような気持ちになったけど、片岡さんのブログを読んだら、ダメで元々もう一回がんばろうと思いました」と声をいただいたこと。

私はブログをストック型のメディアとして捉えているので記事をアップしてから数日は改稿をしているのですが、時間がたってからの記事も読んでくださる方がいることがうれしいと感じています。

流行り廃りではなく普遍的に価値がある記事を書いていけるように2012年は試行錯誤をしていきたいと思います。

2012年は戦後復興のような一年かもしれない

2011年は家族が体験した第二次世界大戦の後のように思えてきました。NHK朝ドラでは「ゲゲゲの女房」「おひさま」「カーネーション」とネオ・クラシックな時代が続いています。戦争の時代を乗り越えてきた必死に生きている庶民の姿が視聴者の心を捉えているようです。

戦争を体験した家族は戦争の記録映像をNHKで十年前に観た際、こんなことを言いました。「お国のためにと思っていたのは士官だけだ。みんな日本に帰りたかったんだ。」「戦争は俺の青春だぞ。」

家族は戦争中に南京で捕虜になり命からがらに帰国しました。そして何もかも失った中で猛烈に働きました。戦争を経験した世代の方が創り上げて下さった礎で今の日本があります。

家族は国に頼れない状態だったので自分たちで必死に頭を使って生き延びました。詳細は家族や関係者が亡くなってからでないと公の場には書けないと思いますが、さまざまな歴史の1ページが庶民の生き様の中にあります。

戦争の時も2011年の東日本大震災の時も多くの命が失われました。大変悲しいことでした。亡くなられた方、被害を受けられた方にお悔やみ申し上げます。

「がんばろうニッポン」というキャッチフレーズがあります。みなさん、充分に頑張られていると思います。東日本大震災からまだ一年が経ちません。しかしあっという間に思えても今日までの時間は長かったように感じます。

正直、つらい感情とハイテンションぎみに頑張らなくちゃという感情がカオスのようになりました。うれしい・楽しい・悲しい・怒りなどの感情を味いながら今を生きたいと思います。

イギリスではビートルズが多くの外貨を獲得して女王陛下から勲章を授与されました。今の日本は国債の発行が限界になりつつあるように素人目には見えます。

ビートルズのように多くの外貨を獲得するエンジニアがぜひ日本から誕生して欲しいものです。

注:ビートルズの皆さまは1965年10月に大英帝国彰勲章 (Members of the Order of British Empire: MBE勲章のこと)を英国王室から授与されました。

もちろんグラミー賞を受賞した松本さんのB'zなど本物のロックスターがビートルズのように国をもりたてるだけの外貨獲得するかもしれません。

ですが他のジャンルからも、IT関係者からも日本の国庫を支えるだけの外貨獲得をする人が誕生して欲しいです。

オルタナティブ・ブログの関係者にはiPhoneやiPad、Androidアプリを開発されている方もいらっしゃいます。脅威の1兆ダウンロードを実現するようなスーパーエンジニアの登場を2012年はぜひぜひ期待したいです。

私自身も今何が出来るのか、外貨獲得できるようなことが私に可能なのか試行錯誤しながら2012年活動したいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

2011年1月1日 片岡麻実 拝

Comment(0)