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10年前にiPhoneが発売された。そして、これからの10年に何が起こるのだろう

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2008年7月11日、iPhone 3Gの国内販売が始まった。発売当初は、「ちょっと変わった携帯電話が売り出されたぞ!」程度にしか受け取られなかった。なかには、「日本では売れないだろう」という専門家もいたほどだ。その理由は、絵文字が使えない、インターネット接続はすでにiモードがあって目新しいものではない、折りたためないなんて不便で使いにくいといったことだったように記憶している。

あれから10年、Androidを含むスマートフォンは日本国民の60%近くが保有するまでになった。電話やメール、チャットなどのコミュニケーション、情報検索や地図、ゲームや動画・音楽の視聴などに手放せない存在となっている。また、交通系カードやクレジット・カード、さらにはマイナンバーカードとしても使えるようになるという記事もつい先日ニュースになっていた。もはやお財布だ。

たった10年間の出来事だ。そして、いまやビジネスは、スマートフォンの利用を前提としなければならなくなった。10年前に、こんな未来を創造できただろうか。

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これからの 10年の間に何が起こるのだろう。

  • いまやインターネットは空気みたいな透明な存在となっている。同様にAIもまた日常の当たり前としてそこかしこで使われている。
  • 自動運転のタクシーを腕に着けた時計に話しかけるだけで呼び出せる。
  • システムの開発や運用は、ビジネスの目的や手順を記述すれば自動で作ってくれる。
  • 5Gのネットワーク・スライシングは企業の所有するIP-VPNや専用線、LANを駆逐し、WANはSD-WANやクラウド・データセンターのバックボーン・ネットワークに代替される。
  • 量子コンピュータの利用はもはや常識となり、ニューロモーフィック・チップは様々なモノに組み込まれ、セキュリティや使い勝手は格段に向上する。
  • ITの難しさや手間は隠蔽されキーボードやタッチパネルなどを使いこなせなければ使えない時代を懐かしく思うようになる。

当然、ビジネスもまた新しい常識が求められる。

  • ITは効率化や合理化のための手段から、差別化や変革の原動力となる。つまり、コストから投資へ、補助的位置づけからコア・コンピタンスへ、つまり本業へとその役割を変えてゆく。
  • 本業となったITは内製化へとシフトし、労働力ではなく技術力がこれまで以上に求められる。
  • クラウドや5G、自動化やプラットフォームの普及は物販や工数で収益をあけることが難しくなる。

このような変化を見据えて、これからの10年を創ってゆかなければならない。

難しいのは、新しい考えになじむことではなく、古い考えから抜け出すことだ。

経済学者、ジョン・メイナード・ケインズの言葉にあるように、これが一番難しい。新しい未来を、理屈を重ねてわかりやすく伝えても、次のような言葉が返ってくる。

  • まだ、なんとかなる。そんなに急には変わらない。
  • そんなことは夢物語だ。もっと現実を見るべきだ。
  • そんな考えには同意できない。根拠なんかない。

自らの世界観を改めるよりも、現実を変えてしまう人たちがどれほど多いことか。

ITソリューション塾を10年続けている。それは現実を冷静に、そして真摯に向き合える人たちを増やしたいからだ。既に2000人を越える人たちが卒業していったが、それでは焼け石に水かもしれない。そんな虚しさも残る。

「3年前に塾で伺ったことが、いま実感として理解できました。」

先日、そんな話を伺った。本当に嬉しくありがたい。そんな人を少しでも増やしたい。

10月から新しい期が始まる。今回は思い切って内容を変えてみようと思う。サイバー・フィジカル・システムとその先にあるデジタル・トランスフォーメーションが、テクノロジーの大きな流れを読み解く鍵になる。これを軸に、これからのテクノロジーとビジネスを読み解いてゆく。そこにどのように関わって行けばいいのかを、体系的に分かりやすく伝えてゆこうと思う。そして、そんなこれからのビジネスの第一線ですでに活躍する人たちも講師に招き、かれらの関係と実践論を学ぼうと思う。

【募集開始】ITソリューション塾・第29期 10月10日より開講

デジタル・トランスフォーメーションへの勢いが加速しています。クラウドはもはや前提となり、AIやIoTを事業の競争力の源泉にしようと取り組んでいる企業は少なくありません。ITを使うことは、もはや「手段」ではなく「目的」であり「本業」へと位置づけを変えようとしています。このような取り組みは内製となり、これまでの工数を提供するビジネスは需要を失い、技術力を提供するビジネスへの需要は拡大しつつあります。

この変化の道筋を見通し、先手を打つためにはどうすればいいのかを、学び考えるのが「ITソリューション塾」です。次期より講義内容を刷新致します。

最新のトレンドをわかりやすく体系的に整理することだけではありません。アジャイル開発やDevOps/デジタルトランスフォーメーション、新時代のサイバーセキュリティなどについては、それぞれの最前線で活躍する講師を招いて、その感性と実践ノウハウを学びます。

日程 :2018年10月10日(木)〜12月19日(水)
回数 :全11回
定員 :80名
会場 アシスト本社/東京・市ヶ谷
料金 :¥90,000- (税込み¥97,200)

参加登録された方はオンラインでも受講頂けます。出張中や自宅、あるいは打ち合わせが長引いて間に合わないなどの場合でも大丈夫。PCやスマホからライブ動画でご参加頂けます。

詳しくは、こちらをご覧下さい

【残席わずか】新入社員ための最新ITトレンド研修

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IoT、AI、クラウドなどのキーワードは、ビジネスの現場では当たり前に飛び交っています。デジタル・トランスフォーメーションの到来は、これからのITビジネスの未来を大きく変えてしまうでしょう。

しかし、新入社員研修ではITの基礎やプログラミングは教えても、このような最新ITトレンドについて教えることはありません。

そんな彼らに「ITトレンドの最新の常識」と「ITビジネスに関わることの意義や楽しさ」についてわかりやすく伝え、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと「新入社員ための最新ITトレンド研修」を昨年よりスタートさせました。今年も7月17日(火)と8月20日(月)に開催することにしました。

参加費も1日研修で1万円に設定しました。この金額ならば、会社が費用を出してくれなくても、志さえあれば自腹で支払えるだろうと考えたからです。

社会人として、あるいはIT業界人として、厳しいことや頑張らなくちゃいけないことも伝えなくてはなりません。でも「ITは楽しい」と思えてこそ、困難を乗り越える力が生まれてくるのではないでしょうか。

  • ITって凄い
  • ITの仕事はこんなにも可能性があるんだ
  • この業界に入って本当に良かった

この研修を終えて、受講者にそう思ってもらえることが目標です。

よろしければ、御社の新入社員にもご参加いただければと願っております。

詳しくは、こちらをご覧下さい。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

LiBRA 7月度版リリース====================
ITソリューション塾・第28期の最新教材を掲載
メモリー・ストレージ関連のチャートを拡充
AI専用プロセッサーについてのチャートを追加
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ビジネス戦略編
【新規】デジタル・トランスフォーメーションの定義 p.22

インフラとプラットフォーム編
【新規】メモリーとストレージの関係 p.216
【新規】速度と容量の違い p.217
【新規】ストレージ構成の変遷 p.217
【新規】新章追加・不揮発性メモリ p.238-242
メモリ階層
コンピュータの5大機能
記憶装置の進化
外部記憶装置が不要に!?

サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】IoTビジネスとはどういうことか p.43
【新規】IoTビジネス戦略 p.45

サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】AIやロボットに置き換えられるものと残るもの p.111
【新規】皆さんへの質問 p.131
【新規】求められる人間力の形成 p.132
【新規】新章の追加・AI用プロセッサーの動向 p.133-146
急増するAI 専用プロセッサ
人工知能・機械学習・ディープラーニングの関係
深層学習の計算処理に関する基礎知識
AI = 膨大な計算が必要、しかし計算は単純
学習と推論
GPUはなぜディープラーニングに使われるか
データセンター向けGPU
GoogleがAI 処理専用プロセッサ「TPU」を発表
TPUの進化
クライアント側でのAI処理
Apple A11 Bionic
ARMのAIアーキテクチャ

開発と運用編
【新規】VeriSM p.6
【新規】早期の仕様確定がムダを減らすという迷信 p.13
【新規】クラウド・バイ・デフォルト原則 p.17

クラウド・コンピューティング編
*変更はありません

サービス&アプリケーション・基本編
*変更はありません

テクノロジー・トピックス編
*変更はありません

ITの歴史と最新のトレンド編
*変更はありません

【ITソリューション塾】最新教材ライブラリ
第28期の内容に更新しました。
・CPSとクラウド・コンピューティング
・ソフトウェア化するインフラと仮想化
・クラウド時代のモバイルデバイスとクライアント
・IoT(モノのインターネット)
・AI(人工知能)
・データベースとストレージ
・これからのアプリケーション開発と運用

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