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新入社員研修「机の上のパソコンやスマホはしまって下さい」はそろそろやめにしませんか?

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「みなさん、講師の話に集中できるように、机の上のパソコンやスマホはしまって下さい。」

新入社員研修の冒頭、おきまりの注意が行われる。もうそろそろ、こんな前時代的なことはやめにしてはどうだろう。

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少し考えれば分かることだが、分からない言葉が出てきたり、話されている背景を知りたいと思ったりしたとき、その場で調べた方が、よほど理解が確かなものになる。そんなことは、社外での講演や会議の最中に誰もがやっていることではないのか。それを新入社員だからと、悪しき伝統をそのままに、いまの常識を棚上げしてしまうのは、いかがなものかと思う。

「講師に失礼がないように」という配慮だという。スマホやパソコンで内職をはじめて、講師の話に集中できないようでは失礼だという心遣いだ。

しかし、集中できないのは講師の話がつまらないからで、スマホやパソコンのせいではない。講師の話が魅力的で引き込まれる展開であれば、内職なんかしないだろう。居眠りも同じこと。眠くなる話をする講師が悪い。惹き付けたり、考えさせたり、驚かせたりといった演出をしていない講師の責任だ。それでも居眠りをする輩が居るが、申し訳ないがそれは本人の責任だ。後で後悔することになる。そう思えるほどに内容も演出も極めてこそ、プロの講師だと思う。

「テキストを印刷して配りたいので、1週間前に送って下さい。」

これもいい加減にして欲しい。紙で配る価値などどこにあるのか。データでいいではないか。紙で配られても再利用もできない。直ぐにどこかに埋もれ、捨てられてしまう。

講義をするとはテキストを印刷して配るということで、講師の話がつまらなくても、あるいは、内容がたいしたことなくても、「ここに立派な印刷したテキストが存在しています」というための免罪符になるということなのかもしれない。つまり、講師を委嘱する側が自らをリスクヘッジする手段として、テキストの印刷を求めてくるということなのではないか。

テキストなんて、オリジナルのまま、ロイヤリティフリーで提供すればいい。講義で学んで、それを自分なりに加工して自主的な勉強会やお客様への説明に使えばいい。そうやって知識は身になってゆく。

1週間前というのも、なんとも時代遅れな話しだ。普通の感覚なら少しでもいい教材にしたいと思えば、最後の最後まで手を入れたいものだ。また、数日前の講義での反省を踏まえて、作り直したい、追加したいなど出てきて当然だ。そうやって、常に完成度を高めてゆきたいと思っているのに、「1週間前」とはなんとも時間感覚にズレがある。

そういうときは仕方がないので、「1週間前」の最新を送って印刷してもらうしかない。でも、当日は変わっていることも仕方のないことだと諦めてもらうしかない。

また、どうせ、オリジナルをロイヤリティフリーでダウンロードできるのだから、そもそも紙の印刷物にどれほどの意味があるのかとも思う。

新しい時代を託す新入社員に旧態依然としたやり方を押しつけ、自分たちの古い体質に染めてしまおうという新入社員研修は、そろそろやめにしたほうがいい。特にITを看板に掲げる企業であれば、なおさらのことだ。

「いまさら変えられない」という人が研修の責任者をしているのであれば、経営者はそうそうに担当を外した方がいい。それは会社の未来にとって、重い足かせになるからだ。

変化を許容し変化を加速させてこそ、未来は近づいてくる。新入社員研修とは、それを体現する場であると心得るべきだ。そういう取り組みが、その会社の未来を育ててゆくのではないか。


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5月17日(木)よりスタートする次期「ITソリューション塾・第28期」の受付を開始致しました。つきましては、御社でのご参加をご検討頂ければ幸いです。

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開発と運用編

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