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【図解】コレ1枚でわかるIoTの機能と役割の4段階

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IoTの機能や役割には、その特性に応じた4つの段階があります。

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【監視】センサーを使い、モノやその周囲についての状態や変化を監視することができます。遠隔地からの機器の監視、マーケティングや製品設計のためのデータの収集などに役立ちます。例えば、医療機器の状況を常に監視し、消耗品がなくなればすぐに補充したり、建設機械の稼働状況などを監視し、故障や不具合が生じたら直ちにサービス員を急行させたりすることができます。

【制御】通信を介して外部から制御できます。ソフトウェアによってモノの状況や周囲の環境が変化すれば、それに応じて遠隔から制御できます。例えば、人が玄関に近づくとその動きを感知し監視カメラを起動、その映像をスマートフォンに送り、それを見て玄関の鍵を開いたり、不在であれば遠隔地から音声で応対したりといったことができるようになります。また、家に帰る前にスマートフォンからエアコンのスイッチを入れておくこともできます。

【最適化】監視と制御の機能を組み合わせ、モノの状態や動きを最適に保つことができます。それには、取得・蓄積されたデータを解析し、人間が与えた条件や基準に基づき最適な状態を見つけ、その状態になるように制御します。例えば風力発電で、風力や風向きに応じて最も発電効果が高まるように、風車のブレード確度を調節することができます。

【自律化】モノ自身や周囲の状況や変化を継続的に監視し、その時々の最適な状態をリアルタイムで判断し、モノを自動で制御することができます。必ずしも人間が基準や条件を与えなくても、あるいは未知の状況に対しても自律的に最適な状態を見つけ、自ら判断し動作します。また、お互いを通信機能で連係させ、それぞれの状況を共有し全体として最適な動作をさせるように協調制御できます。例えば、部屋の形状や家具の配置、床の汚れ具合を探りながら部屋を清掃するロボット、周囲の道路状況や走行車両、人の動きや標識などをリアルタイムで捉え自動運転する自動車などがあります。さらにその自動運転車が他の自動車や信号機と状況を共有することで、スピードを協調して制御することで渋滞を解消し、信号待ちを無くすことができます。

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ITの歴史と最新のトレンド
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クラウド・コンピューティング
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インフラ&プラットフォーム
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サービス&アプリケーション・先進技術/人工知能とロボット
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【改訂】人工知能の3つの役割と人間の進化・解説追加 p.11
【新規】自動化と自律化の領域 p.15
【改訂】自動化から自律化への進化 p.16
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【改訂】「人に寄り添うIT」を目指す音声認識・解説追加 p.35
【新規】機械学習と推論(1)〜(3) p.47-49
【新規】ディープラーニングの音声認識能力 p.55
【改訂】人工知能・機械学習・ディープラーニングの関係・解説改訂 p.56
【改訂】第3次AIブームの背景とこれから・解説改訂 p.57
【改訂】「記号処理」から「パターン認識」へ・解説改訂 p.63
【改訂】人間の知性の発達と人工知能研究の発展・解説改訂 p.64
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サービス&アプリケーション・先進技術/IoT
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ビジネス戦略
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サービス&アプリケーション・基本
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トピックス
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 実施時間: 50分
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