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【図解】コレ1枚でわかるHTML5(2/2)マルチデバイス時代のアプリケーション・プラットフォーム

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1990年代初頭、文字や写真のような動きのない情報を、インターネットを介して交換するための手段として登場したのがウェブです。しかし、現在では、動画再生やビデオ会議、ゲームなど動きのある対話型のアプリケーションが動作するプラットフォームとして利用されています。

この仕組みを実現しているのが、情報を送り出すウェブサーバーと、その情報を表示するブラウザ、そして、情報をやり取りする手順である通信プロトコルです。この組合せは、ひとつではありません。例えば、ブラウザだけでも、MicrosoftのInternet Explorer、MozilaのFireFox、AppleのSafari、GoogleのChromeなどがあります。ウェブサーバーや通信プロトコルにもいろいろなものがあります。このように異なるソフトウェアを使ってもお互いに情報のやり取りができ同様の表現にできるのは、情報の構造やブラウザへ表示方法を指定するHTML(ハイパーテキストマークアップ言語)が標準化され、共通に利用できるからです。

しかし、このHTMLも1997年にバージョン4(HTML4)が定められ、1999年に4.01にマイナー・バージョンアップされて以降、大きな改訂もないままに今日まで使われてきました。その間、ネットワークの高速化やコンピュータの性能向上、GPSやセンサーが組み込まれたスマートフォンの出現など、当時とは利用環境が、大きく変わってしまいました。

この状況に対応するために、HTML4はそのままに動画や音声を再生するなどのHTML4には含まれない機能をプラグイン(Flashなど)といわれるソフトウェアを追加して補完してきたのです。

しかし、このような対処ではもはや限界が見えてきました。そこで、時代にふさわしい改訂が求められるようになり、次代を担うHTML5を定める取り組みが生まれたのです。

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2014年10月、HTML5は、15年の歳月を経て新しいバージョンとしてW3Cより正式に勧告されました。

このHTML5には、狭義と広義の意味があります。狭義には、ウェブの標準化団体「W3C(World Wide Web Consortium)」が規格を策定した次世代のマークアップ言語そのものを指しています。ブラウザで表示する内容の構成やレイアウトの指定、動画や音声、2次元グラフィックスの取り扱いなどを定めています。広義には、これに加えて、ネットワークに接続されていないときにもデータを加工・編集するためのオフラインストレージ、スマートフォンなどのハードウェアに内蔵されるGPSやセンサーをブラウザで扱うためのデバイス連携、豊かな表現を実現する3次元グラフィックスなど、ブラウザ上で高度で複雑なアプリケーションを動かすための機能の扱いまで含めています。つまり、次世代のアプリケーション・プラットフォームを実現するための方法や手順を標準化したものという意味です。

広義の意味でのHTML5には、従来プラグインで実現していた機能の多くが含まれています。HTML5のゴールのひとつはここにありました。つまり、特定のメーカーが提供する技術に頼るのではなく、誰もが自由に利用できるオープンな標準として実現することです。

実際、2007年に登場したAppleのiPhoneでAdobeのFlash(当時のウェブにおける動画や音声を利用するための事実上の標準となっていたプラグイン)をサポートしないという発表はオープンではないことの課題を露呈しました。その後、iPhoneやiPadが広く使われるようになり、HTML5による動画や音声の配信が一気に普及したのです。

現在では、ウェブだけでなく、スマートフォン向けアプリケーションや企業向けシステムなどの開発にも利用されるようになり、マルチデバイス時代のアプリケーション・プラットフォームとして普及しつつあります。

【募集開始】ITソリューション塾・第24期

ITソリューション塾・第24期を2月8日(水)から開催します。第24期は、IoTやAIのビジネス戦略にも一層切り込んでみようと思っています。また、情報セキュリティの基本やDevOpsの実践についても、それぞれの第一人者から学びます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

  • 会場 : アシスト株式会社・本社@市ヶ谷
  • 日程:2月8日(水)〜4月26日(水)の毎週1回×11回 *但し、3月最終週は休みとなります。
  • 時間:18:30〜20:30
  • 定員:80名(前回参加者 84名)

お願い

  • 毎期早い段階で定員に達しています。手続き等で時間はかかるが、参加のご意向をお持ちの場合は、事前にメールにて、その旨をお知らせください。
  • 個人でのご参加の場合は、消費税分を割り引かせて頂きます。
  • 今回の期間は、予算期を跨ぐところもあるかと思いますが、今期または来期のいずれか、または、両期に分けて支払いという場合は、個別にお知らせください。

詳細のご案内、および、スケジュールのPDFダウンロードは、こちらをご覧下さい。

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2017年1月 最新の改訂版をリリースしました!

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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*「コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)」を新規に作成しました。
*先進技術編では、解説を大幅に追加、刷新し、新たなチャートも追加しています。
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【インフラ&プラットフォーム】(293ページ)

【更新】コンテナ型仮想化・改訂版の解説を改訂しました p.175
【新規】SD-WAN p.184

【ITの歴史と最新トレンド】(14ページ)

*これからのビジネスを考える参考となるよう、「コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)」を新規に作成しました。

【更新】デジタル化の歴史の解説を追加しました
【新規】コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)を新規に追加し、解説も加えました。

【サービス&アプリケーション・基本編】

*運用と開発のプレゼンテーションが増えたことから、基本編と運用と開発編に分割しました。

基本編(50ページ)
 変更はありません

開発と運用編(64ページ)

【更新】これからのシステム開発のチャートを改訂し、解説を追加しました p.5
【更新】DevOpsとは何か?の解説を追加しました p.19
【新規】仮想マシンとコンテナの稼働率 p.74-77
【更新】DevOpsとコンテナ管理ソフトウェアの解説を改訂しました p.78
【新規】FaaS(Function as a Service) p.79

【テクノロジー・トピックス】(49ページ)
 変更はありません

【サービス&アプリケーション・先進技術編】

IoT(92ページ)

【更新】IoTとM2Mの解説を追加しました p.7
【更新】IoTの定義の解説を改訂しました p.15
【更新】コレ1枚でわかるIoTのチャートと解説を改訂しました p.18
【更新】デジタル・ツインの解説を改訂しました p.23
【更新】モノのサービス化の解説を改訂しました p36
【更新】ビジネス価値の進化の解説を改訂しました p.38
【更新】IoTと機能と役割の4段階の解説を改訂しました p.41
【更新】クラウドから超分散への解説を改訂しました p.46

人工知能(93ページ)

【新規】コレ1枚でわかる人工知能とロボットの新たなチャートを追加し解説を載せました p.9
【更新】産業発展の歴史から見る人工知能の位置付けの解説を改訂しました p.317
【新規】ディープラーニングが注目される理由の新しいチャートと解説を追加しました p.24
【新規】弱いAIと強いAIについて、新しいチャートと解説を追加しました p.32
【更新】人工知能に置き換えられる職業について、解説を追加しました p.64

詳しくはこちらから

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