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【図解】コレ1枚で分かる「IoTビジネスを成功させる3つの要件」

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昨日(2016年5月18日)、IoT News主催の「IoT Conference 2016」に伺ってきました。今回は登壇する側ではなく、講義・講演を聴く立場での参加でしたが、普段はお客様である受講者の気持ちを体感する良い機会となりました(笑)。

さて、朝10時から始まり夜の19時30分という長丁場ながら、どの講演者の話ものめり込むように惹き付けられ、息をぬく暇がありませんでした。おかげで講演が終わったときには、感銘と疲労のため息が重なり合い、すがすがしい倦怠感を味わうことができました。

講演の詳細はIoT Newsにて報告があると思いますので、そちらにお任せするとして、私は、このイベントから学んだことを「コレ1枚」にまとめて報告させて頂きます。

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ところで、どの講演いずれにも惹き付けられた理由ですが、「実践・体験・感覚」に裏打ちされた内容だったからです。一般論でもなければ、机上の空論でもありません。自らが抱える課題に真摯に向き合い、悩み、解決策を考え、そして実践してきた人たちだからこその言葉の重みに惹き付けられたのです。

IoTをテーマとしたイベントであるにもかかわらず、登壇者のいずれもが、「IoTの実践」に取り組んだと言う話しは微塵もありませんでした。自分たちが抱える課題を解決しようと取り組んだところ、それは結果として「IoT」だっただけであり、後付けの説明に過ぎません。

「IoTで何かできないのか?」と社長に言われ取り組んだわけではなく、人材の不足、競争の激化、変化の速さといった直面する課題を解決しようとしたとき、過去の経験や方法論にとらわれず、「いまでき得るベストなやり方は何か」を追求した結果、それがいまでいう「IoTだった」ということに過ぎません。

また、決して新しいことばかりを取り入れたわけではありません。例えば、講演で紹介されたコマツのSmart Construction のように、既に社内に蓄積されていた技術要素やノウハウを新たな目線で組み立て直し、そこに新しい要素を付加することで、土木工事の常識を変えてしまったという話しです。「イノベーションは新結合である」と看破したヨーゼフ・シュンペーターの言を、見事に体現されているなあと思わずにはいられませんでした。

それぞれの講演を伺いながら、どなたにも共通する「IoTビジネスを成功させる3つの要件」があることに気付かされました。これは、必ずしも「IoT」に固有のことではありません。どんなビジネスへのチャレンジにも使える成功の方程式と言えるでしょう。

開催!ITソリューション塾・関西(グランフロント大阪タワーA

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詳細は、こちらにてご覧下さい

*定員に達しました締め切りとなります。もし、まだ決定ではないけれど、ご参加のご意向がありましたら、まずはメールにてお知らせください。参加枠を確保させて頂きます。

【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2016年5月版】

LIBRA_logo

*** 全て無償にて閲覧頂けます ***

【大幅改訂】新入社員研修のための「ITの教科書」

最新版【2016年5月】をリリースいたしました。

今月の目玉は「新入社員のための研修教材の追加」と「IoTや人工知能についての資料を大幅に追加」したことです。ご活用下さい。

【新入社員研修教材「最新のITトレンド」・2016年版】

最新のITトレンドについての新入社員向け研修教材として作成致しました。内容は、月次に更新している「最新のITトレンドとビジネス戦略」からの抜粋です。

加えて、以下のドキュメントもダウンロード頂けるようにしました。

  • 事前課題(Word形式)
  • 理解度テスト(Excel形式)
  • 最新ITトレンドの教え方(PPTX形式/解説をノートに記載)

本教材の各ページには、できる限り解説を併記しています。ただ、未記入のものもありますが、今後の更新にて順次追加致します。

【最新のITトレンドを理解するための基礎知識】

主に新入社員を対象に、最新のITトレンドを理解するために知っておくべき基礎知識を改定しました。プレゼンテーションに加え、解説文(教科書)も合わせて掲載いたしましたので、自習にも役立ちます。

【インフラ&プラットフォーム編】(266ページ)

  • サービス編と重複する内容を削除すると共に、全体の順序を変更しました。
  • 「クラウドによる新しい組合せ」を追加すると共に、解説文を掲載しました。p.27
  • 「ASPとPaaSの違い」を追加しました。p.58
  • 「マルチテナント効果」を追加しました。p.59
  • 「Oracle 12cのマルチテナント・アーキテクチャ」を追加致しました。p.60
  • 「Amazon API Gateway」を追加致しました。p.63
  • 「ITで変わる働き方」を追加しました。p.178

【サービス&アプリケーション編】(224ページ)

IoT

  • 「モノのサービス化」を新規追加し、解説を加えました。p.27
  • 「製造業のサービス化」を新規追加しました。p.31
  • 「IoTで変わるビジネス価値」を新規追加し、解説を加えました。p.32
  • 「ビジネス価値の進化」を新規追加しました。p.33
  • 「機器のイノベーションとビジネス戦略」を新規追加しました。p.41
  • 「CRMとトータル・エンジニアリング・サービス」を新規追加しました。p.55

スマートマシン

  • 「人工知能と機械学習」を改訂し、解説を追加しました。p.144
  • 「人工知能の4レベル」を改訂し、解説を追加しました。p.145

【ビジネス戦略編】(92ページ)

  • 「戦略・作戦・戦術とIT」を改訂しました。 p.12
  • 「商品としてのITの作り方」を追加しました。p.13

閲覧は無料です。ダウンロード頂く場合は会員登録(500円/月)が必要となります。
http://libra.netcommerce.co.jp/

まずは、どのような内容かご覧頂ければ幸いです。

「ポストSIビジネスのシナリオをどう描けば良いのか」

これまでと同じやり方では、収益を維持・拡大することは難しくなるでしょう。しかし、工夫次第では、SIを魅力的なビジネスに再生させることができます。

その戦略とシナリオを一冊の本にまとめました。

「システムインテグレーション再生の戦略」

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  • 歴史的事実や数字的裏付けに基づき現状を整理し、その具体的な対策を示すこと。
  • 身の丈に合った事例を紹介し、具体的なビジネスのイメージを描きやすくすること。
  • 新規事業を立ち上げるための課題や成功させるための実践的なノウハウを解説すること。

また、本書に掲載している全60枚の図表は、ロイヤリティ・フリーのパワーポイントでダウンロードできます。経営会議や企画書の資料として、ご使用下さい。

こんな方に読んでいただきたい内容です。

SIビジネスに関わる方々で、

  • 経営者や管理者、事業責任者
  • 新規事業開発の責任者や担当者
  • お客様に新たな提案を仕掛けようとしている営業
  • 人材育成の責任者や担当者
  • 新しいビジネスのマーケティングやプロモーション関係者
  • プロジェクトのリーダーやマネージャー

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