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【図解】コレ1枚でわかるITと情報システムの関係

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IT(Information Technology)を日本語に訳せば、「情報技術」となります。情報を手に入れ、加工・編集し、これを保存し、他の人に受け渡す、そんな一連の処理を電子的に実現するための技術のことです。それにはコンピューターやネットワークなどが使われるわけですが、それを実現する半導体や電子回路などのハードウェア技術、そのハードウェアに様々な計算や業務処理の手順を教え、その実行を管理するソフトウエア技術なども含まれます。同様の意味で、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)という言葉も使われます。この言葉は、ネットワークや通信技術を強調したり際立たせたいときに使う傾向があります。ただITにも通信やネットワークの意味が含まれていますので、ほぼ同じ意味で使われているといってもいいでしょう。

このITを使って、効率的な生産計画の策定や工場の現場へ仕事の指示を出すプログラムを作り、それを実行します。また、交通費の精算、お客様との取引履歴の管理などのプログラムもまた同様です。このように、ITを駆使して業務の流れ(ビジネス・プロセス)を円滑にし効率を高めるための仕組みのことを「情報システム」と呼んでいます。

情報システムは、業務の効率化ばかりではありません。誰もが時間や場所を気にすることなく連絡が取り合える電子メール、自分たちの近況や関心事を文字や写真、動画で共有し会話を交わすことができるSNS(Social Networking Service)、いつでも好きの時にどこからでも買い物ができるオンライン・ショッピング・サイトなど、ITがなければ決してできないことを実現してくれる情報システムもあります。また、鉄道や航空機の管制、地震や津波の監視や通報、建物の監視や入退室管理といった私たちの安心や安全を支えてくれるものもあります。さらに、健康診断の結果やレントゲン写真から病気の兆候を見つけ出し病気の診断を支援する、膨大な量のSNSの投稿や株価の変動から投資すべき銘柄やポートフォリオ(金融資産の組合せ)をアドバイスする、新商品がどのような売れ行きを示すかの予測をするなど、人間の能力や知識だけではとてもできないようなことを実現してくれる情報システムもあります。

"IT"とは"情報システム"を実現する技術」

両者をそんな関係として捉えるとわかりやすいかもしれません。ただ、両者を区別せずに使われることが多いのも事実です。

ハードウェアとソフトウエアについても、簡単に触れておきます。情報システムはコンピューターという電子機械に、それを動かすために必要な手順や手続きを記述したプログラムを読み込ませ実行させることで実現します。コンピューター以外にもデータ通信するための電子機械やデータを保管しておくための電子機械などが使われます。このような電子機械をハードウェアといい、プログラムのことをソフトウエアと呼んでいます。略して「ハード」、「ソフト」と呼ぶ場合があります。

本来ソフトウエアという言葉には紙に書かれた「文書」やカタチにできない「ノウハウ」も含まれることもありますが、プログラムと同じ意味で使われていしる場合も多いようです

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【最新版】最新のITトレンドとビジネス戦略【2016年1月版】

*** 全て無償にて閲覧頂けます ***

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最新版【2016年1月】をリリースいたしました。

今月の目玉は、IoTと人工知能についての記述を大幅に刷新したことと、これからのビジネス戦略について、新たなチャート&解説を追加したことです。是非、ご確認下さい。

*全ての資料(529ページ)は全て無料で閲覧頂けます。

【インフラ&プラットフォーム編】(246ページ)
・見栄えや誤字の修正を行いました。内容の変更はありません。

【アプリケーション&サービス編】(199ページ)
*IoTと人工知能について、大幅に資料を刷新致しました。


IoT
・「IoTとは何か」を新規に追加しました。P.14
・CPS(Cyber Physical System)についての記述を追加、修正致しました。p.17-20
・自動運転車について新たなチャートを追加しました。p.23
・モノのサービス化について新たなチャートを追加しました。p.28
・IoTに関する事例動画を刷新しました。p.49-52

人工知能
・8ページの新規プレゼンテーションを追加し、全体のストーリーを変更しました。p.139-153

【ビジネス戦略編】(84ページ)
・「テクノロジードリブンの時代」を追加致しました。 p.3
・「ビジネスの変革を牽引するテクノロジートレンド」を2016年版に差し替えました。p.4
・「ポストSI時代に求められるスキル」を追加しました。p.5
・社会構造の変革に関する記述を追加しました。p.6-8
・「顧客価値と共創優位」を追加しました。p.9-10

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