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クラウドはシステム資源のECサイト

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クラウドの価値はいろいろとあるが、そのひとつとして押さえておきたいのが、システム資源の調達や変更が短時間で簡単にできることだ。

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クラウド以前、システム資源の調達は、多くの手順を踏まなくてはならなかった。 

  • 将来の需要を予測し、5年のリース期間を考えてサイジングをおこなう。
  • ITベンダーにシステム構成の提案を求める。
  • 彼等に見積を依頼し、相見積もりをとって競合させ、価格交渉を行う。
  • 稟議書を作成して承認・決済の手続きを行う。
  • 決定したITベンダーに発注する。
  • ITベンダーはメーカーに調達を依頼する。
  • 調達した機器をキッティングする。
  • ユーザー企業のオンサイトに据え付け、ソフトウエアの導入や設定を行う。
  • ・・・

 こんな手順を踏まなければならなかったので、調達するのに数週間から数ヶ月かかることを覚悟しなくてはならなかった。一方、クラウドであれば、実に簡単にできてしまう。

  • 当面必要なリソースを考えてサイジングをおこなう。
  • クラウドサービスのWebに表示されるメニュー画面(セルフ・サービス・ポータル)から、システム構成を選択します。
  • さらにその画面からセキュリティのレベルやバックアップのタイミングなど運用に関わる項目を設定します。
  • 調達ボタンを押す。

 この間、数分から数十分といったところだ。あっという間にシステム資源が調達できる。使用量が増える、運用の要件が変わるなど、変更が必要となれば、その都度メニュー画面やコマンドで設定し直せばいいので、予測できない未来まで考えて、サイジングする必要はない。また、使用量に応じて支払う従量課金や月額定額制なので、必要がなくなれば、いつでも辞められ、初期投資リスクを回避することができる。つまり、「システム資源を調達するためのECサイト」といえるだろう。 

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ちなみに、Amazonのロゴの意味をご存知だろうか。黄色く描かれた曲線は、お客様に満足させたいとの意味を込めたスマイルの口になっている。同時に、aからzへの矢印にも見える。つまり、AからZまですべて取り揃えているという意味を含んでいるのだそうだ。世界最大のクラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)は、そんな彼らのビジョンの一部に組み込まれているのだろう。つまり、世界最大のECサイトamazonが、システム資源もオンライン販売しているということになる。

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*更新しました* 今週のブログ 

蟻になるかキリギリスになるか、いまそんな選択が求められています

目先の忙しさとは裏腹に、その背後で劇的なITトレンドの転換がすすんでいます。しかし、エンジニアや営業はそういうビジネスに関わるチャンスを与えられず、ひたすら従来型のビジネスに奔走し、疲弊しているようにも見えます。

夏が過ぎ去り秋を迎え、冬になるのならば未だ良いのですが、夏の後にすぐに冬が来ることにでもなったら、どうすれば良いのでしょうか。

今週のブログは、こんなテーマを取り上げてみました。

また、「ソリューション営業」の本質についても私なりの考えを紹介しています。

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〜これからSIerはどう生き残ればいいか?

  • 国内の需要は先行き不透明。
  • 案件の規模は縮小の一途。
  • 単価が下落するばかり。
  • クラウドの登場で迫られるビジネスモデルの変革。

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ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/ LiBRA

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