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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

Googleの求人サービス『Google for jobs』日本リリース

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少し前にGoogleが求人事業に参入するということで話題になりました。
その名も、『Google for jobs』。
実際にアメリカなどではGoogleの求人サービス『Google for jobs』が利用開始されています。

日本では正式リリースはされていなかったのですが、 日経の記事を見ると来年2019年1月に日本でもリリースされるようです。

(参考)グーグル、求人事業に19年参入 検索結果で仕事を提案 [日経新聞]

Googleの求人サービス

Googleが独自でリクナビやdodaのようなサービスを作り運営していくわけではなく、
Googleで求人に該当するキーワードや組み合わせを検索すると、検索のTOPに複数の求人サイト の情報をまとめて表示してくれ、仕事を提案してくれるようです。 今の日本にいる我々にとって近しいイメージは外食するところを探すときに表示されるこんな画面が一番近いのかなと思います。

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競合はIndeed

2012年にリクルートがIndeedを約1,000億円で買収しましたが、 Indeedは人材紹介専用の検索サイトのため、人材業界のGoogleとも呼ばれていました。

つまり、このIndeedとバチバチになってくるのではと予想されています。

リクルートにとってもIndeedは高収益をもたらす有料事業で、 1,000億円もの買収でしたが、いわゆる「良い買い物」をした形になっています。

実際リクルートの2018年3月期 通期決算説明会を見ると、 Indeed事業があるHRテクノロジーの2018年3月期の売上収益は、 前年同期比60.7%の成長、19.7億ドルを達成しています。

スクリーンショット 2018-12-28 18.08.41.png

(参考)2018年3月期 通期決算説明会

エン・ジャパンやパーソル(doda)などが連携できるようになり、掲載されるようですが、 転職だけでなく、アルバイトやパートを探す際にも当然利用できるため、 大学生のアルバイトを探す形も変わってくるのではないかと思っています。(今アルバイト探しはLINEのようなアプリなのだろうか??)
とにかくユーザー側からすればとてもよくなるのではと思います。

利用にあたり

企業の利用料は無料で、収益などについてはGoogleは別の有償サービスの方との連携で収益化するのではと思います。 またGoogleのサービスなので、掲載する場所は自由です。当然目に付きやすいところに表示されますよね。
多くのWebサービスはGoogleの検索の上に成り立っているので、 人材業界にとってはそれなりのインパクトがあるのではないでしょうか。

Google for jobs紹介動画がYouTubeでありました。興味あればご覧ください。
Find your next job, with Google

このGoogle for jobsに掲載されるためには、 求人情報を構造化データマークアップという形でマークアップし、 Indexing APIを利用して、Googleにクロールしてもらう必要があります。
(参考)Indexing API クイックスタート[Google Developers]

ちょっと面倒くさそうですが、Googleのサービスとしてindexされるのは大きいですね!
来月から利用開始のようなので、触ってみましょう!

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