オルタナティブ・ブログ > Planet GEEK >

社会的にアレな人に最適化されたブログ

秋になっちゃった

»

 Mozilla CorporationのCEOのミッチェル・ベーカー氏が先日来日したばかりだが、今度はジョン・リリーCOOが来日した。Firefox 2もRC3がリリースされ、正式リリースまであとわずかというところだが、日本においてはグローバルのシェアと比べると若干低いシェアに甘んじているため、Mozilla Japanとしてはプロモーションを図ったというところであろう。

 リリーCOOをはじめ、伊藤穣一氏、瀧田佐登子氏などが参加した事前発表会には、残念ながら最後の10分程度しか参加できず、すでにQ&Aに入っていたため、さて何を質問したものかとウンウンうなる。Firefox 2の新機能については各所でうんざりするほど同じ内容が語られているのでスルーするとして、ちょうどいい機会なのでMoziila CorporationとDebian Projectの間で生じているあつれきについて聞いてみた。

 具体的なあつれきの内容については、「Taken SPC : Firefox のボイコット」などが参考になる。ITmediaでもこの問題についてはこちらで取り上げた。

 で、この問題に対するリリー氏の回答は「(Debian Projectは)ユーザーのこと考えているのかい? Ubuntuを見習ったほうがいいのでは? ユーザーにとってのメリットがないことを考えると、今の状況は極めて悪く、Debian ProjectはIceweaselを使うほかない。いずれにせよ、誰にもメリットがある話ではないので、こういうことは起こってほしくなかった。時間が解決してくれることを望むが、具体的な解決策は現時点では存在しない」的な内容だった。もちろん、この書き方は相当に誇張しているし、商標についての考え方も語ってはいるのだが、歩み寄る気はサラサラないような感じだったことは記しておきたい。どちらが悪いなどという判断をするつもりはないけれど、Mozilla FoundationがMozillaやFirefoxの商標を持っている以上、なんだか同じようなことは今後も別な場所で起こりそうな気がした。

 今日の事前説明会の様子については、こちらで紹介している(タイトルだけを見るといかにも正式リリースされたように見えるが、もちろん違うのであしからず)。

 それにしても、今日の発表会にはブロガーさんたちも多数招待されていたようで、狭い会場は結構な熱気でした。

Comment(4)