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すっかりこのブログの更新を忘れていてお恥ずかしい限りだが、このブログでも取り上げたことのある「Zeta」の開発元、独yellowTABが破産保護の下に置かれたことを明らかにした。というかこのニュース自体はもう2週間近く前のことで、しかもまだ破産が決まったわけでもないのでスルー気味だったが、yellowTABには苦難の時であるのは間違いない。

と、いかにも興味なさそうに書いているのは、今現在、自身の興味がSELinuxに向いているからにほかならない。SELinuxはアメリカのNSAを中心に開発されたオープンソースのセキュアOSだが、どうもこの半年、話題に上ることが少なくなった。この原因としてはさまざまなことが考えられるのだが、SELinuxが厳密なセキュリティを志向しすぎ、その結果ユーザーとの距離が開きつつあることに原因があるように思える。

もちろんSELinuxのスタンスというのはよく理解できるのだが、現実的な問題として、やはり使い勝手の部分は重要である。Fedora Core 5ではSELinux周りが非常に変化しているが、これまで以上に難解になってしまった感がある。

すでにこの問題はLinuxディストリビューターレベルにまでエスカレーションしており、たとえばNovellはSELinuxを捨て、「お手軽なセキュリティ」を提供するAppArmorを採用した。

このあたりについて今週あたりいろいろ話を聞けそうなので楽しみなところ。

でも、SELinuxをセリナックスと読むやつは無条件で殴っていいと思うんだ。

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