隠れた気合い
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地デジへの切り替えに関する話題がちらほらと聞こえるが、テレビ東京が目立たないところで気合いを入れていると思えた小ネタ2つ。
ひとつはソウル・イーターのレイトショー。第46話の冒頭、画面の脇に「大変です!各所から圧力が! でも大丈夫! レイトは圧力には屈しません!」とあり、おまけコンテンツで「テレビ東京からの緊急MISSION」として豪快な地デジキャンペーンが炸裂した。
ソウル「アナログ放送から地デジに移行するってことを宣伝しろって、横柄に上から目線で言ってきやがった」
マカ「なんで?!どうして私たちが?!」
ゲーム画面をベースに技がヒットするところに「地デジ」を大きく重ね、これでもかといわんばかりに繰り返し、その大げさぶりなテンションがけっこう笑えた。(下図はテレビを撮影したもの)
この記憶がまだ新しい数日後、「美の巨人たち」ではジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工の聖ヨセフ」が紹介されていた。ラ・トゥールといえば「常夜灯のあるマグダラのマリア」を見てすっかりとりこになった。番組が始まると「おお、あのろうそくで灯された静寂の世界が再び……」なんて見入っていると、ルーブル美術館が写されたあたりでナレーションのこんな言葉が耳に入った。
「この絵をじっくり見るのなら、ぜひ地デジで見ることをおすすめします」
ええっ、本編に?!(笑)。思わずお茶を吹きそうになった。こんなところでもしっかりと地デジアピール。レイトショーはなんでもありありのノリノリだからいいのだが、まさか美の巨人たちの本編で地デジの宣伝をするなんて。驚いた。テレビ東京、目立たないところで気合いが入っているなと感服した次第。
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