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有給休暇の取り方について

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ITコンシェルジュ・川上さんの「夏休み」というエントリーにトラックバックさせて貰いました。

夏休み。会社によっては有給休暇以外に有給で「夏期休暇」をくれる所もあったり、一斉に休みになる所や自分の都合で折り合いをつけて休む会社もある。弊社、サンマイクロシステムズは自分で折り合いをつけて休むが、3日間の有給の「夏期休暇」をもらえる。

今年は、私の家系の墓参りを7月15日に済ませてあるので、8月の13日の週を一週間夏休みにしてかみさんの側の田舎に帰り、お盆を過ごそうと思っている。かみさんは一人っ子で、義母は認知症のため施設に入っており、義父は去年の3月に亡くなっているので、田舎の家はかみさんのものである。したがって、13日から一週間はかみさんの家に泊めさせていただく。まあ正しく言うと、10日金曜日の夜には移動してしまうので、9日間休みだ。

田舎は仙台の隣、多賀城市で、東京より平均気温が3℃ほど低い。裏手は塩竃市で塩竃神社があり、その向こうが松島である。仙台にも電車で20分ぐらいなので、観光気分も味わえる。食べ物も美味しく、夏の暑さで衰弱傾向にある体調と、体の免疫機能を向上させ、精神的にもゆっくりしようと思っている。

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有給休暇の取り方は、ひとによって異なる。大きく分ければ、有給を取らないタイプとその年の有給はしっかりその年に取ってしまうタイプだろう。わたしはきっちりと取るタイプだ。私の有給は現在20日間だが、一年間で大体使い切る。そんな私には有給を使い切らない人の気持ちがわからない。

仕事は生涯でも最も面白い事のひとつ。そんな面白いことは、毎日したい。仕事の時間を有給で失いたくない。というならわかる。私もうずうずして、日曜日に出てきて、仕事を楽しんだりしている。でも、仕事以外にも、世の中、面白いことだらけだ。休みを取って、そっちも楽しみたい。

アイデアがひとつあって、「無給休暇」というのを作って欲しい。現在、有給休暇や所定の休暇以外に休みを取ると「欠勤」扱いになる。欠勤になると勤務評定が下がり、給料が下がったり、はげしく欠勤すれば免職となってしまう。これではつまらない。

人生は短く、成すべき事は山ほどある。有給20日間ではあまりにも短い。これに無給休暇20日間を足し、この無給休暇期間は所定就労日数から外す。すると年間40日間、自分の使いたい事に使える。無給というのは、無給休暇を取った日にち分、給与から休んだ分を引き算するのだ。

一日分の無給休暇分費用を(年俸/所定就労日数)で計算すると、ちょっと高くなりすぎるので、一日1万円ぐらいにしてもらうとありがたい。それでも痛いが、休みにはかえられない。この有給無給を両方使って、たとえば海外の特定の都市をゆっくり旅してみたり、あるとうれしいのだが、大学に夏季特別講座なんかを作ってもらって参加したり色々なことが出来る。

大英図書館や日本の国会図書館なんかに行きたい。ダブリン大学のトリニティ・カレッジ図書館に行った事があるが、ここでケルトに係わる書物など読んでみたい。米国のナショナルアーカイブズもいいなぁ。

と、悪性の活字中毒者のひとりごとになってしまった。とにかく、みなさん、今年はできるならゆっくりと夏休みを取って、生気を養いませんか。

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