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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

『Web2.0の終焉』 と 『次に来るもの』

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Web2.0は終わった、と書くと、多くの方から袋叩きに遭いそうな気がしますが、私が言いたいのは、Web2.0は、実践の時期に差し掛かっているのではないか、という事です。ガートナーのハイプ曲線を持ち出すまでもなく、Web2.0はどうして必要なのか、企業ではどうするのか、といった討議はもう、出尽していると思われます。

そういった意味で、バズワード(専門的な響きのある流行語)としての『Web2.0』はもう終わりにしても良いのでは、と。これまでのバズワードには、『E-コマース』『Webサービス』『SOA』などがありましたが、これらすべては現在、すでにITにおいて中心的な役割になっています。Web2.0もそろそろ、その仲間入りをするべきでしょう。

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では、『次に来るもの』はなにか。ITの方向性をみんなで討議していく、次の議題はなんなのか。私はそれは、「地球に対する2つの『エコ』への責任」だと思っています。ITは人類に対して、『エコノミー』と『エコロジー』の2つの『エコ』に責任があります。

現在、ITが消費するエネルギーは人類全体のエネルギー消費の5%を超えようとしています。ITの場合、そのほとんどが電力です。さらには、この10年以内にIT機器に投資する金額よりも、ITが電力のために掛かる費用が高くなってしまいます。いま、エコロジーに対して正面から取り組まなければ、取り返しのつかない事になってしまいます。

サンはこのことに対して、いち早く対応してきました。サンのホームページの特集をご覧下さい。サンだけではなく、IBMさんもエコロジカルなブレードサーバを出荷されています。

この事について、私が ZDNet のインタビューを受けましたので、2つの『エコ』を考える導入編としてご覧下さい。製品の宣伝ではなく、企業責任を果たすためにサンはどうするのか、といった内容です。ITmediaの皆様、他のWebサイトでごめんなさい。今度は、もっと突っ込んだ話をITmedia側からインタビューしていただければ、うれしいっす。

m(_ _)m

この2つの『エコ』については、随時このブログに記載していきたいと思います。なお、宣伝っぽいですが、5月23日、東京ミッドタウン・ホールで「Sun Business.Next 2007」を開催しますが、この中で私のセッションがあり、「ITは地球に対して2つの「エコ」に責任がある」と題して講演します。B-5という番号のセッションです。ちょっとした試みですが、このブログの連載と講演とを有機的に結びつけて、奥行きのあるメッセージを発信しようと考えています。ですので、ぜひ私のセッションに来てください。お申し込みは、こちらから。


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私の講演の会場、まだ席が余っているらしいです。お時間のある方はぜひどうぞ。なにやら、いろいろなノベルティもあるようですよ (笑)。

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