ブログで使ってはいけない言葉
サン・マイクロシステムズのCEO、ジョナサン・シュワルツがブログを書いているのは有名だと思います。彼の1月30日のブログで、前四半期(2006年10月から12月)の会計報告が黒字決算(!!!)だったことについて、最初は、
ジョナサン・シュワルツ サン・マイクロシステムズCEO
Jonathan Schwartz CEO Sun Microsystems Inc.
I was "freaking over the moon with our progress"
「我々のこの進展に、私は『まじ、ヤバクね、と大喜びです』」。(高橋徹意訳)
と言いたかったのだけれど、PRに
「そんな言葉遣いをしたら、あなたのお母さんは、気が動転してしまいますよ。」
と言われ、
"I'm satisfied with the team's performance."
「私はチームのパフォーマンスに満足しています。」
と、書き直したそうです。
freaking は fucking と発音が似ているので(f-wordと言うらしいです)、婉曲表現として用いられる米国英語の卑俗語だそうです。freak という言葉自体、異常とか奇人といった意味があります。fucking は怒りの強調での「ひどい」という意味ですが、逆に使うと「fucking good」は「すっげー良い」という意味合いになり、freaking も、すっごく良いという場合にも使うようです。
サンの社内には、ブロガーが書き込むメーリングリストがあり、昨日だけで20通以上の投書がありました。サンのブロガーとしては、こういった卑俗的な言葉を使ってよいものか、もしくは、freaking って言葉が本当に卑俗的な言葉なのか、といった議論でした。ママやパパが多いので、自分のティーンエイジャーの子供に見せても困らない範囲で使ったらという結論らしきものに収束し、とんがって過剰反応をしたRickは「切腹しました」と書いて来ました(笑)。切腹はちなみに、「commit sepuku」と表現するみたいですね。
さてと。。。
このオルタナティブ・ブログでも、使ってはいけない言葉ってあるように思いますが、基本は自分の子供に見せても困らない程度の表現にすべきなんでしょうね。私は子供がいないので、どんな言葉を使ってもよかったりして。。。。
それって、チョーすげくね。 m(_ _)m
□ サンが黒字決算を発表したニュース □
NIKKEI NET IT+PLUS 2007年1月24日
「サン10-12月期は黒字転換・買収やリストラ努力などが奏功」
ITmedia エンタープライズ 2007年1月24日
「Sun黒字転換、サーバやSolarisが好調」