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グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第57回 Testing on the Toilet ―― 「トイレ」を活用した情報共有の取り組み

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私が編集支援しているグーグルのクラウドを支えるテクノロジー第57回「Testing on the Toilet ―― 「トイレ」を活用した情報共有の取り組み」がCTC教育サービスで公開されました。

人気コラムニスト中井悦司氏のコラムです。興味がある方はご覧ください。

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 今回は、2019年に公開された論文「Do Developers Learn New Tools On The Toilet?」を紹介します。直訳すると「開発者はトイレで新しいツールを学ぶか?」という奇妙なタイトルの論文ですが、これは、「TotT(Testing on the Toilet)」と呼ばれる、Google社内の情報共有の取り組みについて、その効果を分析した論文です。技術者間での情報共有には、さまざま方法や取り組みがありますが、世界のGoogleオフィスで行われている、少しユニークな取り組みを紹介したいと思います。

◆TotT(Testing on the Toilet)とは?
 TotTを一言で説明すると......、実は「トイレの貼り紙」です。図1は、実際のTotTの例ですが、C++のフォーマッティング・ツールについて、その特徴や使い方を1ページにまとめた内容が記載されています。このツールを開発したエンジニアが、テックライター(技術文書専任の編集者)と共同で作ったものです。Googleオフィス内のトイレの個室には、このようなニュースレターが掲載されており、定期的に新しいものに貼り替えられます。もともとは、テストツールの活用を促進するために始められたため、「Testing on the Toilet」という名前がついていますが、現在では、テストツールに限らず、さまざまなツールの情報が提供されています。

この続きは以下をご覧ください
https://www.school.ctc-g.co.jp/columns/nakai2/nakai257.html

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