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日本から韓国に伝来した漬物「キムチ」

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日本から韓国に伝来した漬物「キムチ」

韓国出張の際にきいたことを調べてみたところ、実はそうらしいです。

ただ、正確に言えば、伝わったのは唐辛子で、当時の朝鮮の漬物と融合して現在のキムチになったそうです。

キムチの重要な材料である唐辛子は、アジアでは自生していなく、当時ポルトガルと交易があった日本に伝来し、日本から朝鮮に伝来したそうです。

その伝来には諸説あり、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に伝来したという説や、江戸時代の貿易活性化の際という説などがあります。

ちなみに当時の朝鮮の漬物とは「祖(ソ)」というものであり、もともとは中国から伝来した物だそうです。

つまり韓国のキムチは中国と日本から伝来した物を独自に混ぜ合わせ開発したものという事です。その後、独自進化を遂げて行ったキムチは韓国だけで食べられ続け、江戸時代から多くの貿易があり、交流もあったのにかかわらず、日本に逆輸入され、定着することもなく、1990年代に進みます。1990年といえば、桃屋のキムチの素が流行り、そこから一般的に家庭でもキムチが食べられるようになったそうですね。

日本でキムチが1990年代まで一般家庭では食べられなかった理由は、ニンニクの匂いだそうです。日本人は匂いを嫌う傾向があり、平日なかなか食べにくいというのがあったのでしょね。

今回、韓国に出張に行って感じたのですが、お隣の国でが意見も似ているのに、一方ではニンニク大好きで辛いの大好きで、日本は全然そうでもないのは面白いですね。

韓国は気持ちをはっきり伝えるのに対して、日本はなかなか気持ちを表さなかったりします。

もともとは同じ人間でもありますが、これも長年遺伝子がその環境に合わせて進化していった結果なのだと思います。

40年前の日本は勝ち続ける日本でした。そして今、そうではなくなっている日本が存在しています。その日本を見ている私たちの子供は今の日本をどう見るのか。

うちは、たくましく、また日本男児としての強さを持てるように、躾ています。

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