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マスクが買えない今だからこそ見直したい咳エチケット

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マスクの予防効果がどの程度あるのか意見の分かれるところではありますが、

WHO「マスクは予防にならない」「パンデミックでなく『インフォデミック』」 新型肺炎 - 毎日新聞

世界保健機関(WHO)の担当者は4日、新型コロナウイルスについて「必ずしもマスク着用は感染予防にはならない」と述べた。手洗いの方が効果的だという。一方、ウイルスに感染した人は、流行を広げないためにマスクをすべきだと指摘した。

飛沫感染、マスクの予防効果は?:朝日新聞デジタル

感染した本人のマスク着用は重要ですが、周囲の予防としては前回お話しした「手洗い」の方がもっと重要です。飛沫感染する病原体は当然、接触感染も起こすからです。

 ある学生寮での研究で、「マスク着用と手洗いの両方をした群」は「両方しない群」と比べインフルエンザ様症状の人が35~51%に低下したのですが、「マスク着用のみの群」は有意な低下が認められなかったと報告されています。手洗いとマスクの両方を実践することが重要なのですね。

巷でのマスク売り切れ状態はまだ解消する様子が見えません。

政府はマスクを来月には6億枚以上生産するなどの緊急対策を発表していますので、もう少しの辛抱なのだろうとは思います。

今朝(25日)のニュースによれば、政府の専門家会議が24日に緊急記者会見を開いて行事の自粛や風邪の症状が出た場合の自宅療養など、社会の協力を強く呼び掛けたとのこと。

行事自粛や自宅療養を 新型ウイルスの感染拡大を受け、専門家会議が緊急会見:時事ドットコム

風邪や熱などの軽い症状が出た場合は外出せず、健康な人は症状が4日以上続く場合を除いて自宅療養するよう求めた。 

先日、マスクをしていない人が咳き込むことで緊急停止スイッチが押されたというトラブルも発生していますが、電車など公共交通機関の中で、ズルズル、ゲホゲホしている人が居ても、買いたくても買えない状況だけに困りますね。

このような状況だけにもう一度「咳エチケット」を見直してみたいと思います。

咳エチケットとは:厚生労働省

インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。 「咳エチケット」は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。
特に電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。

インフルエンザQ&A:厚生労働省

Q.10: インフルエンザにかかったかもしれないのですが、どうすればよいのですか?

(1) 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
(2) 咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、飛沫感染対策としての咳エチケットを徹底しましょう。
 インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
 たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。したがって、周囲の人にうつさないよう、インフルエンザの飛沫感染対策としては、

1. 普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
2. 咳やくしゃみが出るときはできるだけ不織布製マスクをすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと
3. 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと

などを守ることを心がけてください。

再読して感じるのは、

予防の観点ではなく、感染していることに本人も周囲も気が付かない場合も考えるとマスクをしておいたほうが良さそうなので、できるだけ早く市場にマスクが流通するようになって欲しいということと、

疑わしい症状が出ている人であれば、いまは自宅で休む選択をしていただきたいと感じる訳ですが、マスクが無いならせめてティッシュやハンカチ、もしくは袖を使って欲しいと感じる今日この頃です。

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