オルタナティブ・ブログ > インフラコモンズ今泉の多方面ブログ >

株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

コナミスポーツ、オゾン発生装置による空間除菌の実例/高濃度オゾンによる短時間空間除菌のメカニズム

»

弊社でも新型コロナウィルス対策の決め手となるオゾンによる「空間除菌」が可能になる低濃度オゾン発生装置「Fresh Pro」(テクノリンク製、定価12万円・税抜)の販売対応の体制が整いました。長らくお待たせしましたが、もう大丈夫になりました。ウェブでの直接販売は製造元により認められていませんので、弊社ウェブサイトで「購入相談」(購入申込)を受け付け、その後に一度購入意思の確認をさせていただいた上で、発送をさせていただく流れとなります。代金支払いは当面宅配便会社の代引き(クレジットカード可)となります。

Fresh Pro.jpg

9月中旬にご紹介したコナミスポーツの新型コロナウィルス対策が、より本格的なものとなっています。

コナミスポーツがオゾン発生器を活用した新型コロナウイルス除菌を実施

コナミスポーツが用いているのは、こちらの写真で確認できるオゾン発生装置で、「短時間のうちに高濃度オゾンを集中的に発生させるタイプ」の装置です。

オゾン発生装置は、楽天、アマゾンを初めとしたウェブコマースで無数の製品が売られています。これらは大きく、

A: 短時間のうちに高濃度オゾンを集中的に発生させるタイプ
B: 常時稼働させておくことができる低濃度オゾンを発生させるタイプ

のどちらかに分かれます。

Aの高濃度オゾン発生装置は、よくホテルで短時間で集中的に除臭を行わなければならない時に使われています。以下のページで紹介されているホテル事例がその典型です。

コンフォートホテル横浜関内における高濃度オゾン発生装置を活用した短時間脱臭の事例

私たちが日常的に呼吸している酸素はO分子が2つくっついた形。O分子が3つくっついた、物質としては不安定な形がオゾンです。

このオゾンは、悪臭物質の分子構造に化学的に働きかけて、その分子構造を壊し、別な物質に変えてしまうため、瞬時に脱臭が可能になる効果があります。正確にはオゾンのO分子1つがオゾンから離れてその悪臭物質(気体・水分)にくっつき、瞬時に分子構造を変化させます。

新型コロナウィルスに限らずインフルエンザウィルスなどでも、オゾンのO分子が、ウィルスの細胞膜(タンパク質でできている)に作用して、細胞膜を破壊し、ウィルスがウィルスとして機能できなくする効果があります。
これがオゾンによって新型コロナウィルスが不活性化する効果です。

それと同じメカニズムがホテルなどの業務で必要になる除臭においても用いられています。

ホテルの短時間の集中的な除臭は、高濃度オゾンを発生する装置を除臭が必要な部屋に持ち込み、2〜4時間程度、高濃度オゾン発生モードで動かし、室内をオゾンで充満させた後、オゾンが濃くなった室内の空気を換気する流れで行われています。

オゾンは、ご存知のように、高濃度であれば人体に害を与えます(これは環境に不可欠などのような物質であっても、過度であれば害にもなるということと同じです)。高濃度オゾンの環境下で、どんな業務であれ、仕事をしてはならないということが関連業界ではルールになっています。

日本産業衛生学会では、1日8時間、週40時間の作業をする際に、空気中のオゾンが作業者に害を及ぼさない濃度を0.1ppmと定めています。

日本産業衛生学会が、作業空間におけるオゾンの許容濃度を規定している資料

オゾンは0.1ppmを超えると、人体に害がある高濃度オゾンということになります。ホテルの短時間除臭で使われているのは、その高濃度オゾンを生成できる装置です。「手で持ち運ぶ小型の金属製の箱」の見た目であるのが普通です。

ホテルの短時間除臭は、この高濃度オゾン発生装置を部屋に持ち込み、短時間限定で高濃度オゾンを発生させ、部屋に残っている悪臭を消します。オゾンのO分子が悪臭物質の分子構造に直接働きかけるため、文字通り悪臭が「消える」のです。

オゾンのO分子はウィルスの細胞膜に働きかけて瞬間的に細胞膜を破壊し(細胞膜を構成しているタンパク質を壊す)、ウィルスをウィルスとして働けなくします。これが藤田医科大学の医学実験などで言われている「ウィルスの不活性化」です。

ウィルスは厳密に言えば細菌ではないため、「殺菌する」という言葉が使えません。「空間除"菌"」も厳密に言えば、言葉が間違っている部分があります。しかし慣行から「空間除菌」を使います。厚労省でも新型コロナウィルスのページで「除菌」という言葉を使っています。慣行として許されるということでしょう。「空間除ウィルス」では訳がわからなくなってしまいますから。

コナミスポーツが新型コロナウィルス対策として今年9月から始めた高濃度オゾン発生装置の利用も、多数のホテルで従来行われてきた高濃度オゾン発生装置による短時間集中除臭と同じです。

スポーツジム内の各種の空間に高濃度オゾン発生装置を持ち込み、一定時間、高濃度オゾンを発生させます。高濃度オゾンは、オゾンの濃度(ppm)が高ければ高いほど、新型コロナウィルスを不活性化する効果も高くなります。これは医学的に言われている真理です。高濃度のオゾンから離れたO分子は、室内を浮遊していたり壁や床や手すりなどに付着している新型コロナウィルスに付着し、瞬時に細胞膜を破壊し、ウィルスを無害化します。これを顧客がいない夜間などに数時間かけて行います。

高濃度オゾンが満ちた室内は人体に極めて危険であるため(例えば裸眼や喉などにオゾンのO分子が付着してそこの細胞を壊す)、担当者は手早く高濃度オゾンが混じっている室内の空気を換気する必要があります。

換気した後では従業員やジムの顧客がその部屋に入ることができるようになります。空気中や壁・床・手すりに付着していた新型コロナウィルスの大半は無害化し(ウィルスは生物ではないので死滅したとは言えない)、その部屋は安全となります。

弊社が取り扱っているテクノリンク製の低濃度オゾン発生装置「Fresh Pro」は、産業衛生学会が人体に安全だと認めている低濃度オゾン(最大0.1ppm)を安定的に発生する装置です。そのため、飲食店や美容院など、顧客がマスクをはずす業態において、常時動作させておくことができます。この「常時動作させておいて安心」というオゾン発生装置が、なかなか、あるようで、ないです。

高濃度オゾン発生装置は、数時間だけ作動させて、室内を高濃度オゾンで満たし、その後、動作を止めて換気する使い方をします。

低濃度オゾン発生装置は、常時動作させて、その室内を低濃度オゾンで満たします。この低濃度オゾン(0.1ppm以下)にも医学的に、新型コロナウィルスを不活性化させる(感染力を弱める)効果があることは、今年の前半に藤田医科大学によって実証されました。これにより同大学病院では低濃度オゾン発生装置を待合室などに置いてコロナ対策をしています。

低濃度用途のオゾン発生装置は、小型のものであればカバーできる室内の広さに限界がある、大型のものは値段が高いというジレンマがあります。


テクノリンク製Fresh Proは、最大40畳(73平米)までの広さをカバーでき、その広さであれば常時安定的に0.05-0.1ppmの低濃度オゾンを満たし続けます。この低濃度オゾンであれば、従業員にも顧客にも安全であり、「新型コロナウィルス対策として、効果的な『空間除菌』をしています!」と顧客にアピールできます。

Comment(0)