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IT業界につとめる「雑貨屋(なんでも屋)」が、業界の事、情報セキュリティの事、趣味や日々雑感を綴っていきます。お暇な方はおつきあい下さい。

096.日本の格差拡大、他人事ではない

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 佐藤@IT雑貨屋です。
 私の自宅近くに咲いているソメイヨシノが盛大に散り始めていまして、自宅前には桜の花びらが、かなりつもっているので、掃除が大変です。また八重桜のつぼみがかなり膨らみ始めていますので、次は八重桜の満開の季節になってくるわけで、季節は確実に動いている事を実感しています。

 さてネットで少し気になった記事がありましたので、今回はこの記事の内容について、私なりに考えた事を記事にしてみます。お時間のある方は、おつきあい頂けたら幸いです。


 非正規雇用140万人が7年後に職を失う、日本の格差拡大はこれからだ
(ダイヤモンドオンライン記事)

 これは本年2月にダイヤモンド・オンラインに掲載された記事ですが、この記事によると7年後には140万人が職を失うという事が書かれていました。この記事の著者は経済産業研究所の岩本晃一という方です。
 七年後と言えば、私は還暦に入る手前であり、社会的に見ても「御隠居様」になる一歩手前とも思いますが、いま社会の中で三十代から四十代の人たちにとっては、いわゆる人生生活ど真ん中の時代と言ってもよく、その時代に140万人が職を失うというのは、尋常な事ではないと思いますがどうでしょうか。

 何故この記事の中で7年後にそんな時代が来るという事を述べているのか。それは記事の中では端的に以下の事からだと述べていました。

 ◆情報化投資が遅れてきた日本。RPA導入の加速で変化
 日本は世界の中で見てみると、「情報化投資」が遅れていた国でしたが、これから「RPA(Robotic Process Automation―プロセスのロボット技術)による自動化」への投資が活発化し、それにより従来は人手で行っていた仕事がシステムによる自動化が推進され、結果、雇用が減少するそうで、そこで140万人の雇用が消失。それが2025年。つまり7年後だと言うのです。

 こういった自動化への投資はアメリカでは1980年代から進められており、その為にルーティン業務(定型化した業務)の雇用がアメリカでは減少してきたという姿があるそうで、日本もこれからRPAへの投資により、同様な事が発生するという事を予測しています。

 いままでも日本では、こういった情報投資を行っていたと言います。しかしそこで本来、自動化されるべき業務があるにも関わらず、そういった業務に携わる雇用を日本企業は維持して来たと言います。しかしその事により企業の競争力は低下していると言うのです。

 しかし7年後の2025年までにはRPAに対する投資が進み、ルーティン業務が総体的に7%減少し、現在、その仕事に携わっている人で、特に非正規雇用の人たちの雇用が無くなるというのです。そしてこれは特に銀行系と地方自治体系では進むとこの著者は見ているようでした。

 確かに私の周囲でも人工知能とIT技術を融合させる事で、例えばコンタクトセンタ関係の業務をRPAで置き換えようという話を最近はよく耳にします。単純な受け答えと、データ入力という事であれば、そこはRPAで置き換えられるというのです。

 今から十数年前に活発化したグローバル化の中で、日本の企業も世界の中での競争力を問われつづけて来ましたが、今後さらに競争力を強めるべく、コスト削減と、そこで確保した資金によるイノベーション部門を中心とした取り組みを強化する事で、企業としての競争力をつけていかなければならないという事なのでしょうか。

 その理屈は判るのですが、では社会の中でそういった事で仕事にあぶれた人たちはどうなるのでしょうか。
 安倍政権は「一億総活躍社会」という事を声高に掲げていますが、ここでいう「活躍」という中に、ルーティン業務に携わる人の活躍は入らないという事なんですかね?そうなった場合、そこで活躍していた人は、どこで活躍する事を考えていけば良いのでしょうか。

 またこれから外国人労働者の受け入れも活発化してきますが、この先、限られたルーティン業務を、日本人の失業者と、受け入れらた外国人で奪い合うという社会になってしまうのでしょうか。

 この記事を読んで、日本社会の二十年後、三十年後の社会の絵図はどの様になるのか。いまの政府や日本社会は描けているのか、とても気になった次第です。

 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
 IT雑貨屋をこれからもよろしくお願いします。

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