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~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

【注意喚起】5年に一度の国勢調査(2020年)に便乗する巧みな手口は、既にはじまっている

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改元ですね。昭和生まれなので2世代前になってしまいました。今年のゴールデンウィークは改元もあり10連休と長期になり、これはこれでセキュリティ上の注意点もあったりします。【再確認】今年2019年ゴールデンウィークのセキュリティ対策も参照下さい。

今回は、来年の国勢調査、最近の悪質化している「振り込めオレオレ詐欺系」を回避するための注意喚起です。こういうブログを読んでいる方々でない人にこそ、本当に知ってもらいたい内容なのですが、場もないのでここに書かせてもらいます。必要に応じて、必要な方々へ伝えて欲しいと思います。

特殊詐欺の被害状況によれば、ピーク時2014年の被害額は年間559億円ありましたが、2018年も356億円ちかく未だにあります。ギリギリでも水際で防ぐ方法しかないと思います。

改元、オリンピック、国勢調査...イベントごとなら何でもネタになってしまうものと考えています。今までに書いたもので十分とおもいますが、5年に一度なので気になる部分を捕捉します。

国勢調査とはなに?

まだ来年10月の話なので詳細が少ないのですが、熊谷市の-ページがGoogleで上がってきます。Wikipediaの国勢調査 (日本)がわかりやすいです。

国勢調査(こくせいちょうさ)とは、統計法(平成19年5月23日法律第53号)に基づき、総務大臣が国勢統計を作成するために、「日本に居住している全ての人及び世帯」を対象として実施される、国の最も重要かつ基本的な統計調査(全数調査)である。国勢調査では、国内の人口、世帯、産業構造等などについて調査が行われる。国勢調査は統計法第5条を根拠とする「基幹統計調査」と位置付けられており、基本的には5年ごとに、なおかつ「西暦が5の倍数の年」に実施される(後述)が、総務大臣は必要があると認めるときは臨時の国勢調査を行うこともできると規定されている(第5条第3項)。

Wikipediaの引用ですが、。。。と、なっております。詳しくは上記のリンクからどうぞ

5年に一度の調査で、その概要も内容も忘れた頃...個人的には5年のサイクルです。が、そういう調査があったことは覚えているので、全くのはじめて聞くワードでもない分だけ、悪用されているように感じています。

米国事例:米国2020年国勢調査システムは、セキュリティー問題が山積み

調査内容はなにか?

今回の概要がまだないので詳細はわかりませんが、ほぼ同じような内容と思います。ただ実施年の2回に1回は大規模調査となり、来年2020年は該当します。

ここで書く内容には大きく影響しないと思います。何が何でも騙すことが目的なので調査の詳細については、どうせわからないはずですが、少なくとも騙す連中にとっては、大規模調査というキーワードもマジックワードとして使えるネタなので注意したいところです。

実際の内容も、5年前の住居の所在地、所属の事業所の名称及び事業の種類、仕事の種類、従業上の地位…そう言えばそんな質問あったかも?と思い出せるか、やはりギリギリな間隔です。

結局は実際にどんな質問内容でもいいのですが、大義名分となる調査の名前を出せば、なんでも聞きやすくなるというマジックワードだからです。

また、何か答えないとマズイかも?と私たちが勝手に思い込むのも、悪く作用してそうです。

どう利用されるのか?

直接よりも、間接的に利用できる情報として有効になってしまいます。

誰にも言ったことのない「超ひみつ」なことを知っていたとしても、それはどこかで必ず話しています。酔った席とか、弱ったときの愚痴、他人の話として言ったつもりが、そう聞こえてなかった…言ってないのに知るはずはありません。

同じく、身内しか知らないこと、なりすましの相手を本人と思い込むほどの情報…そんなことを知るわけがないとはなりません。なぜなら、事前に言っているからです。

インチキが信用されるには、なりすましに充分な情報量を持っていなければなりません。別な方法で入手していても、言った覚えがなければ、それを知っているのは本人となってしまう訳です。

マジックワードを使えば何でも聞けてしまうし、聞かれてもないことまで喋っているケースもかなり多くあります。それらはストックされ活用されていきます。

どうすればいいのか?

どんなネタや方法で持ってこられても、3つのお約束さえ守ればどうにかなると思っています。

※ そんな電話は掛かってこないから、絶対に答えない

本当に電話が掛かってくる可能性はゼロでないかも知れませんが、どっちかわからず可能性が低いならば掛かってこないことにする。

だからそういう連絡は「全部ウソ」と言うことにする ←結局こういう方法しかないと思います。

※ 訪問に関しても、本家(国勢調査)は訪問して用紙の配付はしても、その場で聞き出すことはない!

どうしても言いたくなったとしても、すぐに答えない ←というお約束をしてもらうしかない!

※ すぐに行動せず、誰かに相談できるようにしておく

そもそも、あやしいとも思ってなく、思うこともないから、最悪な結果が出ています。

最終の水際で防ぐためにも、何かの行動前に必ずワンクッション置く ←ほうれんそう環境を作る(報・連・相)

これらは、日常の様々な場面で活用できます。しつこい営業、突然来る変な訪問販売、悪意を持った不意打ちな出来事…

本当に必要な方々へ伝えて、必要な環境も作って行くという、地味な活動の連続が実を結ぶと信じております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。有り難うございました。


過去記事も参考にどうぞ

2015:

【注意喚起】国勢調査の”かたり”や”なりすまし”等、インチキ回避とその応用

【TBSあさチャン】国勢調査に関するコメント出演しました

2013:

 急増している「国勢調査をかたる不審電話」が最も危険な理由と対処方法 

 国勢調査を語り個人情報を聞き出す詐欺の手口と回避方法

2010:

国勢調査便乗の偽物登場ですが、本家もわかりにくさ極まりない

今年は国勢調査の年「便乗した偽物を見分ける眼力」と「押さえておきたいポイント」

振り込め詐欺【注意喚起標語】

2013:振り込め詐欺防止「注意喚起標語」の無償提供

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