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夏目房之介の「で?」

ETV特集「反骨の考古学者 ROKUJI」

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https://www.tvu.co.jp/program/201907_archeology/
昭和初期、まだ弥生土器が稲作文化と結び付けられておらず、石器、土器、鉄器の出土の中で、原始的な取るに足らないものとされていた時代に、土器のもみ殻跡から稲作文化に結び付けた在野の研究者がいた。結核でわずか32歳で亡くなった森本六爾。その死の直後に彼が初めてもみ殻跡のある断片を発見した池から農耕道具や集落跡、水田跡が発見される。彼と、彼を支えた考古学の同志であった妻の物語を、発見された手紙や記録から再現するドラマ。面白かった。アカデミズムから黙殺されながら信じた研究を続けた六爾と、その弟子達の粘り強い努力に感動する。そして、六爾を演じたハライチの岩井勇気がいい。静かで自然な演技で、意外なほどの役者ぶりを見せる。奥さんをやった女優さんもよかった。僕が見たのはETVの再放送だったのだが、もうやらないのだろうか。地味だけどいい番組だったなあ。テレビマンユニオンの制作。パチパチ。

ETV特集 反骨の考古学者 ROKUJI
tvu.co.jp
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