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プログラミングでメシが食えるか!?

昨年の振り返り:ゴルフ練習場向けシステム関連

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新年にあたり、現在の事業の様子を振り返りつつ、進むべき道をまとめておこうと考え、珍しくまじめな内容をアップします。

昨年はなんといってもゴルフ練習場向けシステムで大忙しでしたので、まずは練習場システム関連の話しをまとめてみます。

・2月:2箇所(福岡県・静岡県)、練習場のリニューアル工事を完成

・9月:3箇所(群馬県埼玉県)、練習場のリニューアル工事を完成

・9月:1箇所(静岡県)、練習場の新設工事を完成

いずれも打席で球が自動的に出てくる「全自動タイプ」で、機械室・打席などのメカ関連はもちろん、ICカードによる顧客管理を担当するコンピューターシステムも大がかりなものです。もう少し工事が分散してくれれば楽なのですが、練習場は春・秋が繁忙期のため、工事は大抵夏か冬なのです。

私の会社ではメカ関連もコンピューター関連も自社開発であることが練習場業界での売りなのですが、工事が重なるとさすがに工事や教育、そして開発も大忙しになってしまいます。システム販売とは言っても、練習場ごとに現場は異なりますし、営業形態も様々で、どうしても都度開発や設計も必要になります。

メンバー達の頑張りのおかげで、工事前後はもちろんいろいろと細かい問題も起きましたが、振り返れば良く乗りきったと思えます。

システムは完成して終わりではなく、運用が本番です。安心して運用いただけるようにしっかりとサポートをすることはもちろん、業界の動向をお知らせしたり、新しい取り組みの可能性を共に検討するなど、完成してからのお付き合いこそ大事なのです。

どうしても少ない人数でやっているため、次の工事現場に向けてドタバタしてしまい、大事なお付き合いが疎かになってしまいがちでしたので、私はあえて工事現場より既設練習場をまわったり、業界の動向を調べたりすることにできるだけ時間を割くようにしています。現在もまさに大規模工事の真っ最中でメンバー達は大忙しですが、既設練習場としっかりコミュニケーションを取ることを大切に考えていきたいと思います。

新しくシステムを検討する練習場関係者は、当然我々メーカーの話しも聞きますが、それよりむしろ既設練習場の様子を見聞きすることで選定します。メーカーは自分たちの良いことを話すのは当たり前ですから、実際に運用している現場の様子をみて、担当者の話を聞くことで、本当に安定したシステムなのか?サポートはしっかりしてくれるのか?を判断します。既設練習場と良好な関係が築けていなければ当然悪い面をたくさん言われてしまいますが、良好な関係であれば押してくれます。既設練習場にとっても、今後10年スパンでシステムを安心して使い続けるためにはメーカーがしっかり事業を継続してくれることが大事なわけですから、同じシステムを採用した練習場を増やしたいと考えてくれるはずなのです。システムは使われるほど問題も見つかり良くなっていきます。世の中のシステムの悪評ばかりよく聞くのは残念なことで、想定通りの運用ができないことは論外ですが、やはりサポートを含めたお付き合いがしっかりできていないことが問題なのだと思います。

練習場は全国にあり、しかも、大抵は駅から遠いところにありますので、顔を出すと言ってもなかなか大変なところが多いのですが、できるだけ訪問させていただき、不満を伺うことはもちろんですが、しっかりと情報交換をしていきたいと考えています。

情報提供のためにも、私自身がひとつでも多くの練習場で打席を経験し、システムを体験することや、そもそもゴルフに親しみ、練習場にとってのお客様であるゴルファーの気持ちになれるようにも気を付けているところです。

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3月末にはジャパンゴルフフェアに出展もあります。新たな取り組みも展示できるよう準備を進めているところです。

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