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車内でネットに接続する必要性を探す・・

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 前にも書いたが私はつくばエクスプレス沿線に住んでいる。そのつくばエクスプレスが走行する電車内での無線LANを商業化するということでニュースがにぎわっている。

 昨日は受け流していたのだが、このニュースGoogleニュースで検索すると40件も関連ニュースが出てくるのである。そしてなんと今日はITMediaのトップページにまで記事が載っておりなにか脅迫感のようなものを感じたので、このエントリーで取り上げることにする。

 さてこのサービスについては私自身トライアルの実証実験にも参加してきたが、それなりには使える面白い試みだとは思っていた。但し今のところ具体的に電車の中でのネット接続を何に使うかについては結局新しいものは思いついていない。

 実証実験初期での私のおもな利用方法は電車に乗る前にホームでメールを受信し電車内でチェックするというものであった。ちなみにこの時に受信するのは、会社や自宅のメールアドレスではなくモバイル用の専用のアドレスである。私のこのアドレスは、興味のある分野のメールマガジン10数通を購読するための専用アドレスになっており、ここには毎日ITMediaをはじめたくさんのニュース記事の要約とURLリンクがメルマガ形式で送られてくる。メールの受信が終わると一旦無線LANを切断して電車に乗りメルマガのチェックに入る。記事の要約を見て興味のあるものだけを、部分的にコピペして、今度はニュースチェック専用の自分のBlogへのメール投稿原稿を作るのである。こうしてできたメールは、途中駅で再度無線LANに接続した隙にBlogへ投稿をするのである。

 あとは会社に到着してからニュース用のBlogを開いて記事の本文へのリンクをたどってじっくりと内容を吟味するという手順である。このオルタナティブブログのネタをこのメルマガのチェック作業とその後の記事の吟味から見つけることも多い。

 実証実験の最後のほうで走行中の車内でも切断せずにネットにアクセスできるようになったので、この記事本文のチェックも車内で出来るようになった。さっそく試してみたのだが、結論としては車内ではメールチェックと興味対象分の抜き出しのみで充分ということになった。理由は、車内にいる所詮30分とか1時間という通勤の間の隙間時間では記事本文の吟味までは難しいこととその都度内容を吟味していると逆にメルマガが読み終らないということにある。結局記事本体の吟味は、会社や自宅でじっくりとやることに落ち着いた。一つの記事を吟味する時には、検索エンジンなどを駆使して関連記事を探して並行して読む必要があることも影響をした。モバイルでは、検索キーワードの入力作業が面倒なのだ。

 今のところ、メールは乗車前に受信を終わらせれば充分で走行中に接続をしている必然性は低いということで、車内でネット接続する必要のあるコンテンツを私はまだ見つけることが出来ないでいる。ただホームで受信処理をしている間に電車が来ることもたまにはあり、その場合にはこの車内接続は有効だ。

 この件についての記事のどこかには、実証実験には4500人が参加したと書いてあったが、実際には車内で無線LANに接続している”なかま”に出会うこともほとんどない。走行車内でのネット利用に関する面白いアイデアがあれば、先達に是非アドバイスをいただきたいと思っている今日この頃である。

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