データ分析を企業の競争力と考えるなら、早さが足りない。
コンピュータの強みは?
と、質問されると、ほとんどの人は大量のデータを高速に分析できること? なんて思うのでしょうか。
たしかに今日、ITなしで仕事をすることは考えられません。あらゆるデータをコンピュータを通じて世界中に送ることができます。例えば・・
1日に2兆900億件のEメールが米国でやりとりされてます。もし、これを郵便屋で同じことをやろうとすると、2年はかかってしまいます (参照元)
写真なんかは1日に250億件がFacebookにアップロードされてます。もし、写真を印刷して重ねてみたなら、フランスのエッフェル塔80個分に相当します (参照元)
Facebook社にはいま、ぺタバイト級、つまり約1000兆バイトのデータはあるんじゃないかと予測します。これだけあれば、トレンドを知り、個人の行動予測することは可能です。
でも、データは大量に抱えても、それをどうしていいか分からない企業のほうが多いです。
まるで、一眼カメラのメモリに撮り溜めた写真のように、いつか整理しようと、結局1年、2年と時間とメモリカードだけが増え続けるのです。
ワタシが日頃意識していることは、何に使うかは後で考えよう的な、とりあえず、念のため、という理由でデータ収集を行わないようにしてます。
これ、言葉で書くと簡単なんですが、ほんとうに必要なデータかを判断するのって、現場ではすごく難しく、実はあまり実践されていないんじゃなかと思ってます。
とりあえず、念のため、で収集したデータは意味がありません。だから、よくあるマーケティング調査には、データベース問題の1位か2位に "データの質" 向上がでてきてしまうのかもしれません。結果、データを大量に抱えるだけで、そうれをどうしたらいいか分からなくなります。
データ分析を企業の競争力と考えるなら、データの質の向上は欠かせません。そして肝心なことは、分析の早さを高めることです。
要するに今、データを格納する能力は飛躍的に高まったけど、ほんとうに必要なデータを管理し、それを高速に分析する能力のほうは、全然追いついていないのです。
もう一度繰り返します、コンピュータの強みとは?
精度ある大量のデータを高速に分析できることです。これからは、この2つ両方をカバーしたコンピュータを得ることが大事です。
両方手に入れると (データ分析速度が向上すると) ワタシが勝手に想像してみた前回のブログ、スシローのようになります。