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失敗を大事にしているブログです。マーケティングは科学って呼ばれているので、検証を繰り返しながら考えたほうが結果的にうまくいったという出来事を書いていきます。大企業でも、スタートアップ企業でも、売る仕組みを作るには、まず動いてみるしかない。

チーズは探すな!

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有名な "チーズはどこへ消えた?" の続編を想像させる "チーズは探すな" (Deepak Malhotra :訳佐藤志緒) のお話です。気分転換に読んだのですが、これが意外と面白かったのでブログしたいと思います。

 

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この本は、人生やキャリアにおいて、その仕組みとどうふれ合い、どう選択をしていけばいいか、その考え方が分かる物語です。何年もかけて馴染んできたその仕組みに従うだけで、なかなかそこから開放できない自分を奮い立たせる物語です。

物語に出てくる迷路は、言うなればいまビジネスで自分が戦っている戦場のようです。戦いが苦しくなれば、その戦場(迷路)を飛び出し、違う戦場で戦うのも選択肢の1つです。

でも、ある程度売上を伸ばすと、天狗になってその場所に執着してしまう恐れがあります。戦場(迷路)を変えることは、自分のもっているコア・コンピタスが生かせないかもしれません。いまある生産プロセス、営業体制を変えなければいけないかもしれません。いまいる顧客から反発があるかもしれません。

そんなときに、物語に出てくるマックスやゼット、ビックのとった行動を思い返すべきです。

戦場(迷路)という仕組みに疑問を持ち、それと向き合い行動することで、思いもよらない空白領域にたどり着けるかもしれません。

昔、パソコンが世の中に登場したとき "一人一台のコンピュータが個人の自宅になんて必要ない" と反応したミニコンピュータの偉い人がいました。

でもアップルは、当時の仕組み (や世界) に疑問を持ち、行動して、とうとう自分たちの世界を作ってしまいました。

物語の中で、質問をすればするほど、ほかのネズミたちは、現在の仕組みをほとんど何も理解していないことが分かりました。迷路に関する知識は豊富ですが、迷路そのものがなぜ存在するのかについてはまるで知りませんでした。

"問題は、迷路の中にネズミがいることじゃなくて、ネズミの中に迷路があること" です。世の中の仕組み (や世界) を受け入れ、それに流されることと、主体的に考え行動することは違います。

読み手の勝手な想像力を引き伸ばしてくれる、この手の本、ワタシは嫌いではありません。1年後再び読み返すと、今日とはまったく違った受け止め方になるんではないでしょうか。さすが、ハーバード大学の教授です。翻訳も絶妙でした。正解がない分、面白かったです。

一見すると、チーズはどこへ消えた、の続き、もしくは真っ向から反論した物語だとタイトルから思いきや、まったく別物でした。頭に空白スペースが十分にある朝に読むことをおすすめします。

もっと大きな規模観で、Steve jobsも人生と世界について同じようなことを言っています (映像

"世界をあるがままに受け入れなさい。あなたの人生は、その世界のなかで生きることだ。その世界を壊してはいけません。いい家族を持って、楽しんで、多少のお金を蓄えなさい、と両親から言われる。

そんな生き方は、とても限られた生き方だ。もしもあなたが純然たる真実を発見したならば、人生はもっと大きなものになるだろう。あなたの周りの人生と呼ぶすべてのものは、あなたよりも賢くない人が作り出したもの。あなたはそれを変えることができ、影響を与えることができる。そしてあなたは、他の人も使える自分なりのものを作れるんだ。一旦それを学んだなら、もはや今までの自分とは違った人生を歩めるようになるだろう"

 

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