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失敗を大事にしているブログです。マーケティングは科学って呼ばれているので、検証を繰り返しながら考えたほうが結果的にうまくいったという出来事を書いていきます。大企業でも、スタートアップ企業でも、売る仕組みを作るには、まず動いてみるしかない。

PCシェアの表と裏。

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写真にある漢字を見たことありますか?もちろん業界関係者は除きますよ。

仁宝電脳工業 (コンパル)、広達電脳 (クォンタ)、緯創資通 (ウィストロン)、英業達 (インベンテック)たちは、 PCを生産している台湾メーカーたちです。

PC業界は人海戦術の思想なので、圧倒的な人的リソースがある中国で、台湾メーカーによって生産されています。 その規模は、実に世界のノートPCの91%に及びます (※日経産業新聞記事より)

その中国で生産されたPCがどこへ行くかというと、現在世界のトップブランドを発信しているPCメーカーたちです。 例 :HP、Acer、Dell、Lenovo、NEC、Apple、Sony、TOSHIBA etc

(唐突ですが・・・) 普段見る一本の木は、自然と見ることができます。 でも、その地下ですくすくと成長する樹木は隠れて見る機会がありません。

もし、この表と裏がひっくり返ったら?

普段は見えない物事が見えたりするかも・・・、なんてことをニアリと考えながら今回のお題を書いています。

例えば、AppleとHPが似てる!と言う人が出てくるかもしれません。 Acer、Dell、Lenovoの見分けがつかない!という人が出てくるかもしれません。

日頃私たちが目にする世界のトップクラスのPCメーカーが発信するブランドは、言うなれば表のシェア。 世界のノートPCの91%を生産する台湾メーカーたちが、裏のシェアです。

OEM/ODMの強さは世界一の台湾です。詳しくはこの書籍が分かりやすいです → "韓国・台湾・中国企業の成長戦略:浅海信行氏" 

台湾メーカーが存在しなくなると、世界の91%のノートPCがつくれなくなってしまいます。 そうなると、PC業界だけでなく、半導体を必要とするゲーム、自動車業界をはじめとするいろんな業界に被害が及び、地球規模でプロジェクトが止まります。いまや台湾なくして世界の半導体は生まれません。

華々しい表舞台と、熱い戦いがくり広げられる裏舞台の両面を知っておくと、 各社が行う買収や事業戦略などが、もっと面白く見えてくると思います。

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