世界で一番古いタブレット。
直近 (7月~9月) の全世界で出荷したタブレットは1670万台でした。前年の同じ時期の440万台と比べると、約3.8倍に増えています。 (By Gartner)
時間をかけ、やっとの思いでキーボード文化に慣れ親しんできた私たち日本人ですが、勢いあるタブレットの影響で、本来あるべき自然なタッチ操作へと変りつつあります。
でも、タブレットの過去を振り返ると、その原型は1964年までさかのぼる事になります。
1964年、世界で一番古いタブレット (と思われていた) RANDタブレットです (原文)
価格は18,000ドル、直近の為替で計算しても日本円で約135万円はします。これは、現在市場で売れているタブレットと比較すると、約45倍の価格です。価格コム参考: "iPadより売れているタブレット" より。
Elisha Grayという人物が1888年に最初のタブレット (画像なし) を発表したようですが、その時代にデジタル機器があったのがとても信じがたいです。
1977年、タブレットという表現ではありませんが、Dynabookです。あのアラン・ケイも少なからずRANDタブレットから影響は受けたようです。有名な論文 "Personal Dynamic Media" より。
2002年、 世界で一番最初に、Microsoft XP Tablet PC Editionを採用したAcer TM100です。
目標実売とは裏腹に、アメリカのNews weeklyの表紙を飾るほど注目されていたようです。
1964年のRANDタブレットから約45年の時を経て、ようやく今年タブレット元年と呼ばれるようになりました。そんなタブレット、遅ればせながら今年の流行製品を飾ること間違いなしです。