オルタナティブ・ブログ > マーケターの失敗録(T_T) >

失敗を大事にしているブログです。マーケティングは科学って呼ばれているので、検証を繰り返しながら考えたほうが結果的にうまくいったという出来事を書いていきます。大企業でも、スタートアップ企業でも、売る仕組みを作るには、まず動いてみるしかない。

マーケティングの呪い。

»

商談帰りの営業とマーケが立ち話をしていました。

営業A: 認知度が上がればうちの商品ももっと売れんのになぁ。 マーケ: 認知度?売りに直結するほうが大事なんじゃない。 営業A: 認知度は商談に役に立つよ。うちも新聞とかTVCMとかできないの?

数週間後、ある会議室で。

マーケ: 製品のマーケティングキャンペーンの内容を説明します。 (中略) ・・このようなクリエイティブで新聞広告を中心に展開します。 経営者: 営業Aくん、この広告展開によって、どれだけの売上げを見込めるんだい? 営業A: に・・認知度は上がるかもしれませんが、売上げにはあまり関係ないですね。

経験を元に若干脚色しましたが、非常に広い意味で使用されるマーケティングの中で、PR・広告宣伝、売りに直結したデマジェンが混在した会話でした。

普通、ワタシたちが思い描いている理想的な物語を極端に言うと・・・

タブレットを新発売しました。消費者は広告によって、この新製品のことを知り、詳細を知りたいと思いました。そして、PR活動の一部として掲載されているネットニュースを通し詳細を知ることができました。消費者は、その(公正な)記事から適度に好印象を受け、地元の家電量販店に出かけました。クロスセル、限定クーポン、景品などによって、新製品のタブレット購入を決断しました・・・。

経営者: で、その広告キャンペーンは売上げ目標に貢献したの?

と経営者から聞かれた場合 "はい" と答えたいのですが、広告自体が売上げに貢献したかを科学的に立証することが大変難しく (目標次第ですが)  回答に詰まってしまうときがあります。

でも、もし、あのとき、あのタイミングでPRとして適切なメディアで適切な内容を取り上げられていなかったら?もし、あのとき、あの場所で刺さる広告メッセージをしてなかったら?きっとそのタブレットは購入されなかった、かもしれません。

PR・広告宣伝は認知度を上げるなどの初期段階では効果的ですが、マーケティング・プロセスの終盤では、他の要素がより効果的になります。にも関わらず、売上目標をPR・広告宣伝の目標としたい経営者が多い気がします。

PR・広告宣伝は会社としては必須ですが、直接売上げに貢献することにおいては必要不可欠ではない、このマーケティングの呪いとも言うべき状況は、現場では多いのではないでしょうか?

noroi.png
非常に幅広い役割を持つ専門分野、マーケティングの呪いです。

 

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する