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失敗を大事にしているブログです。マーケティングは科学って呼ばれているので、検証を繰り返しながら考えたほうが結果的にうまくいったという出来事を書いていきます。大企業でも、スタートアップ企業でも、売る仕組みを作るには、まず動いてみるしかない。

まわりくどい日本語。

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外国からの来賓対応をする際に持ち出す話題の1つが 『Japanese is pretty indirect (日本語は遠まわし) 』 です。

アメリカでは贈り物をするとき、この品物は素晴らしいものです。これがよい品物でないとするとあなたに差し上げようなどとは思いもよりません。よい品物でないものを差し上げるとはあなたを侮辱することになります。

これに対して、ワタシたち日本人の論理は、あなたは立派な方です。どんな贈り物も立派なあなたにはふさわしくありません。どうぞこの品物の価値でなく、私の心からの気持ちとしてお受け取りください。最上の品物でもあなたにふさわしい、といえばそれはあなたの品格を傷つける侮辱となるでしょう。

この二つを比べてみ見ると、つまるところの思想は同じです。思いやりを目に見える形にしているだけです。アメリカ人は贈り物となる品物のことを述べ、日本人は贈り物をする心の気持ちのことを述べています。

もっと身近な例を紹介します。これは先週末に、真近で実感することができた例えです。

東京ディズニーランド内のレストランで食事を楽しんでいた2人組みがいました。ワタシが座っていたテーブルと近かったので、全ての会話が筒抜けでした。こんな風に。

お客 : あらぁ?デザート用のホークがないわ。すいませーん 。

    (店員がかけつける)

お客 : 私はこのホーク (パスタ用) で、デザートを食べればいいの?
店員 : ん?? 如何しましたか?
お客 : デザート用のホークがないのよぉ!
店員 : あ!誠に申し訳ありません。いまお持ちします。

当たり前ですが、そのお客様はデザート用のホークが欲しかったのです。大変興味深いのは、なぜ、このお客様は 『ホークを貰えますか?』 と最初に言わなかったのか?です。

ちなみに外国人に、この出来事を英語で話しても、オチを話すまで、一体なぜ、そのお客様が、『私はこのホーク (パスタ用) で、デザートを食べればいいの?』 と言ったのか理解すらできません。

そのお客様は 『デザート用のホークがない!』 という激しい怒りを収めるために、きっと店員から心からの気持ちが欲しかったのでしょう。

心の気持ちについて述べる・得るために、遠まわしな表現をする日本人を外国人は理解できません。・・・・というような理由から 『Japanese is pretty indirect (日本語は遠まわし) 』 と言って、ほとんどの外国人がうなずいてしまうんですね。

ワタシはこの日本人の心の気持ちをすごく大切だと思っています。

 

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