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失敗を大事にしているブログです。マーケティングは科学って呼ばれているので、検証を繰り返しながら考えたほうが結果的にうまくいったという出来事を書いていきます。大企業でも、スタートアップ企業でも、売る仕組みを作るには、まず動いてみるしかない。

高齢者の本音。俺をバカにするな!

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マーケティング戦略は、調査を基本とします。なぜなら、誰もが無駄なく自分のところの商品・サービスを売りたいからです。又、組織が複雑になると、異なる人種たちを説得せねば仕事が進まないことがあります。なので、誰もが共感できる "大衆" の行動様式を参考とします。

しかし、大衆の行動様式だけでは、どうしても予測できないことがあります。それは "感情的な本音" です。個人向け商売は特にそうです。
 
例えば、携帯電話に引き続き、パソコンでも高齢者向け商品があったとします。ある調査では、パソコン利用者の中で、最も数が少ないのが高齢者層です。パソコンをなぜ購入しないのか?という質問に、約30%程が "使い辛い"、"難しいそう" という回答がありました。
 
高齢者向けパソコンの需要はたしかにあるものの、使い辛い、難しそう、というのが邪魔をしているのです。だったら、携帯電話に引き続き、ラクラクパソコンのようなものは、とても良い案!高齢者向けに特別に配慮されたすばらしい商品 (案) だと、私も心底思いました。ある高齢者の本音を聞くまでは・・・
 
高齢者の声を独断と偏見で再現:

俺たちをバカにするなよ。商品自体は皆と同じがいいにきまってるではないか!別に特別に "高齢者用" と言われても、俺たちにだってプライドがある。
 
只、使い方が分からないのは事実。セキュリティが大事と理解はできるが、どう気をつけていいか分からない。ましてやオンラインショッピングなんて怖くてできない。

俺だって、家族の写真をSNSへアップし、孫の写真にはコメントをつけてみたい。そして自分なりのパソコンを使用するパターンを築きたいんだよ! 

ほんとうの高齢者への配慮とは、パソコンの使い方を "密かに" 教えてくれること。パソコン教室に行けよ、なんて言うなよ。いまさら、パソコン教室へなんて通いたくないから。

そろそろ、思考がコロコロ変る20、30代のことばかり考えていないで、高齢者層のことをもっと真剣に考えたらどうだ。自分の両親のことを考えればすぐにわかることなのに、なんで気づかないんだよ。

高齢者が1番傷つく具体例を最後に一つご紹介します。一眼レフカメラを使いたい男性がいました。使いたいけど、残念ながら使い方がよく分かりません。そのことを思い切って息子に打ち明けました。ある日、息子からデジカメをプレゼントされました。 "お父さん、これなら簡単でしょ?" と。その男性は深く傷つきました・・・。

 

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