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なぜTwitterするの?――正統派的ご意見

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 以前、Twitterは「いまなにしてる?」を書くところじゃないという話を書きましたが、英Times紙のオンライン版に心理学者などによるTwitter分析が載っていたのでちょっとご紹介。

 臨床心理学者のオリバー・ジェームズさん曰く「Twitterするのは自我同一性の欠如が原因。自分が誰で、何で、どこにいるかを常に確認するためで、しっかりした自我を持っている人はTwitterしない」。認知神経心理学者のデビッド・ルイス博士も「かつてなく自己愛の強いこの時代、Twitterを使うことは不安感のレベルを示す。誰かに認知してもらえないと自分の存在が確認できないのだ。Twitterによって一時的には不安感はやわらぐが、解消されることはない」と。

 まあ「情報収集のため」よりもそういう「つながってるつもり」のためにTwitterを使うという方が本来の使い方のような気がします。

 また、「なぜ誰かのフォロワーになるのか?」については、哲学者のアラン・ド・ボトンさんが「つぶやきを受け取るのは、こっそり秘密の話を耳元でささやいてもらうようなもの。内容が大事なのではなく、ささやいてもらうのが嬉しいのだ」と。

 んー。あんまりつぶやきたいと思わないのは自我が確立できてるからだってことにしておこうと思う澤でした。

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