オルタナティブ・ブログ > ASSIOMA >

ICT業界動向やICT関連政策を基に「未来はこんな感じ?」を自分なりの目線で「主張(Assioma)」します。

第一回 CTC SaaS Day セミナーレポート

»

2016年11月10日(木)、第一回目となるCTC SaaS Dayを、TKP御茶ノ水ガーデンシティで開催致しました。

■CTC SaaS Dayとは? 毎月一回、第二木曜日に開催する定期開催イベント
毎月一回、第二木曜日に開催する定期開催イベントです。CTCが提供可能、あるいは注目しているSaaSソリューションをご紹介するイベントです。

■BAPoCプラットフォームによるクラウドソリューション戦略
1つ目のセミナーでは、情報通信事業グループ 情報通信事業企画室 クラウドサービス営業部 主任の長谷川 真一さんが「BAPoCプラットフォームによるクラウドソリューション戦略」という内容で講演。長谷川さんは、情報漏えいの主な原因は「紙」に起因していると指摘。この情報漏えいの根本原因を解決するための手段として、BOX、ドキュサイン等を利用した、BAPoCのコンセプトについてお話されました。

■Dreamforce 2016開催報告
2つ目のセミナーでは、私から、セールスフォース社の旗艦イベント「ドリームフォース 2016 報告会」と題して講演を行いました。参加登録者数 17万人、ライブ視聴者数1500万人というIT業界最大規模のドリームフォース。そこで発表された内容が逸早く聞けるということで、来場者の方の関心も非常に高い講演となりました。

■700億ドルをAI分野に投資。世界で最もスマートなCRMへと進化

ドリームフォースでは世間で高い関心を集めるAIに関するセールスフォースの取り組みが紹介され、これまでに700億ドルの投資を行い、AIに関連する有望な企業の買収、AIやデータサイエンティスト等の高度な人材獲得に投じられました。

そして、その集大成としてセールスフォースの新たなサービス「Einstein(アインシュタイン)」が紹介されました。アインシュタインはセールスフォースのプラットフォームに組み込まれ、利用者がAIの高度な知識を持たなくてもAIのメリットを享受出来るというもの。例えばセールスフォースのSFA(営業支援システム)を利用していると、ユーザは普段通りにSFAを利用していれば、そこに蓄積されたデータに基づいて、アインシュタインが「この案件は確度が低いです。確度を上げるためには役職者との接触が必要です」等といった「取るべき行動」を提案してくれるようになります。(※開発中であり、現時点では提供されていません)

Einstein.jpg

■8つになったセールスフォースのクラウド
ECサイト提供サービスのデマンドウェアを買収し、コマースクラウドという名称でセールスフォースのクラウドファミリーに組み込まれることも発表されました。これによりセールスフォースの提供するクラウドが合計8つなりました。

セールスフォースはその名前が示すとおり「セールスフォース・オートメーション」の分野で世界1位のシェアを誇る企業ですが、今ではマーケティングソリューションやコンタクトセンターソリューションまで、一社で提供可能なCRMのリーダカンパニーで有り「セールスフォースってSFAしかないんでしょ?」というイメージは、遠い過去の話しとなりました。

■SaaS時代のシステム管理者 Trailblazer
IT業界では技術が複雑化するにつれ、従来の広告では価値を伝えきれないモノを世の中に普及させる「Evangelist(エヴァンジェリスト)」と呼ばれる職種が登場しました。ドリームフォースでは、また新たな職種の登場を予感されるキーワードが使われていました。「Trailblazer(トレイルブレザー)」と呼ばれる、役割の人達です。

トレイルブレザーとは「探求者、先駆者」と言う意味で有り、ドリームフォースの会場では至る所でこのトレイルブレザーという用語が目につき、基調講演等でも「トレイルブレザーになろう!」と呼びかけられていました。

trailblazer.jpg

セールスフォース社は何故、このトレイルブレザーという役割を盛り上げたいのでしょうか?その狙いについて、私はこう考えます。


セールスフォース社はトレイルブレザーという役割を認知させることで、彼らのソリューションの力を引き出してくれるシステム管理者像を創り上げたいのでは無いでしょうか。
SaaS時代のシステム管理者とオンプレミス時代のシステム管理者は名前こそ同じですが、役割が大きく異なります。オンプレミスのシステムは通常、システムを構築すれば更改されるまで変更が加わることはありません。システム管理者は文字通り、造られたシステムの管理をしていれば良いのです。

しかし、SaaS時代のシステム管理者は、管理することだけでは不十分です。SaaSで提供されるサービスは「進化」しつづけるからです。セールスフォースを例に挙げれば一年間で三回バージョンが行われます。ユーザが望む、望まないに関わらず新機能が投入されていくのです。

オンプレミスのシステムは利用開始した時が性能のピークで有り利用年数が増える競争力は低下していきます。SaaSのシステムは利用開始時点が最も性能が低く、利用年数が増えるに従って、機能が進化していくのです。SaaSを提供するセールスフォース社の視点で考えれば、見守るだけのシステム管理者より、自社の業務を理解し、更に新機能を社内で積極的に提案してくれて離反防止に繋げてくれるタイプのシステム管理者をより多く増やしたいと考えるのは当然です。

オンプレ時代のシステム管理者とは、違う能力を持ったシステム管理者としてトレイルブレザーを世の中に普及させ、セールスフォースのエコシステムを強化する狙いが有るのではないでしょうか?

Trailblazer-admin.png

■次回は12月8日 営業/マーケティング部門向けSaaSをご紹介します
第二回のCTC SaaS Dayは12月8日15:00~17:00に開催します。紹介するソリューションは金融事業グループからeMotion x CafeX、流通・EP事業グループからはSanSan x Salesforce、情報通信事業グループからはモバイルワーク変革を題材としたSaaSソリューションが紹介されます。

CTCグループの総合力を結集してこれまでに無い新しい側面をアピールするCTC SaaS Day。皆様も是非お客様にご紹介頂けますよう、宜しくお願い致します。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する