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ICT業界動向やICT関連政策を基に「未来はこんな感じ?」を自分なりの目線で「主張(Assioma)」します。

Facebookページ個人運用の方へのベンチマーク。2011年3月 Facebookページ運用報告。ファン数を増やしてもインプレッション数は増加しない、大切なのはファン数よりエッジランクの上昇。

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先月に引き続き、2011年3月1日~31日までのFacebookページ運用報告を致します。

■Facebookページ概要
運用方針:広告無し、Welcomeページ無し、運用人数一人。
2011年3月31日 ファン数 1780名→2209名に増加 増加数427名(前月比24%UP)
Gaiyou

■人口統計
年齢構成、地域共に構成比に特に大きな変化はありません。相変わらず25歳~44歳までの人口比が最も多く、東京に一極集中である事が読み取れます。もう今更言うまでもありませんが、現時点では地方でFacebookを活用してプロモーションを行う等はとても難しいと言えるでしょう。東京に居るとFacebookがとても流行っているように錯覚しますが、それは東京の中だけの話であり、かつ、大半が海外に友人が居る、外資系企業、ソーシャルメディア系の仕事に携わっているという人が大多数を占めていると考えられ、それ以外の層へのリーチ力はまだまだと感じて居ます。

Jinko

■アクティブユーザ数
これは少し変化があったようです。一位がfbrankのものに代わって居ます。しかし、私の実感としては、オルタナティブ・ブログで共感を得た時が多数「イイね」が最も増える時であると感じていますので、この値の信ぴょう性に少し疑問を感じます。
Activity

■インタラクション
ファン数の増加に比例して投稿表示数は増加しています。
 2月 投稿表示数146080 投稿表示への反応713 反応率0.49%
 3月 投稿表示数214510(46%UP)  投稿表示への反応852(19%UP) 反応率 0.40%(19%Down)

気になったのは、各投稿に対するインプレッション数の低下です。2月の平均値が4000位だったのに対して、3月は1000前後に低下しています。これは反応率が低下したからとも考えられますが、エッジランクが影響しているのでは無いかとも考えています。Facebookページの投稿がユーザのウォールに表示されるかどうかはエッジランクにより左右されます。一人一人のファンが私のページに興味を持ってくれているかという事ですが、このエッジランクが低くなると表示されなくなります。恐らくはこれが低下したからインプレッション数が大幅に低下したのでは無いかと推測しています。
Int

■コミュニケーションコストが低くなるのは間違いだったかも
TwitterとFacebookを比較した時に、Twitterはファンの増加と比例して1対1のコミュニケーションが発生するため、いずれ限界が来ると考えていました。反対にFacebookであれば、私以外にファン同士の交流が産まれるため、コミュニケーションは1対nの関係を築いていく事が出来るので、コミュニケーションコストは低下すると考えていました。

Facebook

しかし、エッジランクの仕組みによって、そういうわけには行かないのでは無いかと思いました。エッジランクの詳細はわかりませんが、私の推測として、一度「イイね」を押して、ファンになり、初めのうちはエッジランクが高い状態にあるため、そのファンページの投稿は多く表示されるが、時間が経つにつれ、頻繁にアクセスしていない(反応していない)ページのエッジランクは低下していき、徐々に表示され無くなっていく。というアルゴリズムになっているのでは無いかと推測しています。

この推測が正しいのなら、ファンを獲得しても投稿が表示されるのは初めだけであり、時間の経過と共に古くからのファンには投稿は表示されなくなって行くのでは無いかという事になります。勿論そのファンがコアなファンで頻繁にFacebookページを訪れてくれているのなら別ですが。運用開始一年でファン数が一万人居ても、コアなファンを除けば初期の頃に「イイね」をしてくれたファンには殆ど表示されて居ないという事が起こり得るのでは無いかと言うことですね。

つまり、ファンの総数に対して投稿が表示されるのではなく、アクティブなユーザにのみ投稿が表示されているという事です。ですから常にユーザがアクティブにファンページを訪れる仕掛け(キャンペーン等)を打ち続けないといけないという事ですね。

Facebookページを作った、ファンを獲得したで終わっていては、徐々に投稿は表示されなくなる。その後の関係を継続させる事が大切。数を増やす事には意味が無いと常々考えて居ましたが、Facebookはシステムでそれを実現しているように感じます。

そう考えると、Facebookでのコミュニケーションコストはそんなに安くは無いと考えられます。個人レベルではこれを維持拡張していくのは限界があるかなとも感じています。企業においてもこの点には十分考慮する必要があると思います。ファンを獲得して終わりでは無く、その後もファンを刺激する施策を継続して打ち続けなければ、獲得したファンは無意味な物になってしまうかもしれない。そんな事を考えて、Facebookページ運用に乗り出す必要があると思います。

■エッジランクの仕組みはシステム負荷軽減のためにも必要なのかも
エッジランクの仕組みは非常に良く出来ているなと関心させられます。恐らくは、これはシステム負荷軽減にも役立っていると考えられるからです。スパム業者等が強引にファンを増加させ、そのファン一人一人に投稿を表示させていては、Facebookはスパム投稿を何億人に配信する必要が発生します。

投稿するのは自由、しかし、それを配送するかはFacebook側の判断。こういった仕組みを持っておらず、投稿するのも自由、必ず配送されるメールシステムはスパムメールの処理に苦しめられています。

また、広告を依頼する側にも効率が良くなると考えられます。より「見てもらえる可能性が高い」所に表示して貰える可能性が高いという事です。質の低いスパム的なファンページは排除され、優良なコンテンツを提供するファンページだけが運用を継続していくことが出来る。ファンページを作る側には厳しい話ですが、とても良く考えられたシステムだと関心しました。

ユーザ数だけに注目されがちですが、Facebookはシステム的な面でも非常に関心させられる事が多いサービスです。従来の常識では考えられないような仕組みが幾つかあるように考えられます。過去の常識にとらわれず、どんどん発展して行くFacebook。これからが楽しみですね。


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