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「ブロガー視点で考える、ネットのデマ情報のフィルタリング方法」と、マスメディアの苦悩

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昨日、イケダ・ハヤト氏、Capote氏と共に、東北関東大震災チャリティイベント「ソーシャルメディア時代のパーソナルブランディング」&パネルディスカッション「ブロガー視点で考える、ネットのデマ情報のフィルタリング方法」を開催しました。
お陰さまで多数の方々にご参加頂き、12万円×3=36万円の募金をする事が可能になりました。参加頂いた皆様本当に有難う御座いました。

Furikomi

今回は、パネルディスカッションの主なトピックと、今回の震災でのマスメディアの方の意見を紹介させて頂きます。

■ブロガー視点で考える、ネットのデマ情報のフィルタリング方法
下記に主要な質問項目と、それに対するパネラーの回答と、寄せられた意見をまとめました。

 Q1 震災が発生した時に、どの用にソーシャルメディアを活用したか?
   - 家族、友人、知人の安否確認に使い、Twitter等を利用していない家族にはアカウントを作った
   - 自分達で出来ること、節電、献血、寄付の呼びかけを行った
   - 避難場所、安否情報の呟きをRTした

 Q2 何故デマ情報が拡散されたと思うか?
   - 呟く事が「メディア」としての役割を持っているという事を自覚していない人が多い
   - デマを流しているつもりは無く「善意」から行った結果が拡散してしまった
   - ソーシャルメディアでの情報の流通は感情に支配されるため、脊髄反射的に
     情報の真意を確認せず、RTしてしまう
   - 緊急時には、そもそも理性が働かないので、情報の真意を確認
     しているような余裕は被害が大きい程生まれない。そのためデマが流通しやすくなる。

 Q3.正確な情報を発信するために心がけていることは何か?
   - 情報のソースが存在する場合には、まずそのソースが信頼出来るソースかを確認する
     具体的には、下記のような手段で確認している。
      ・その呟きをするバッククラウンドの知識がある人か?
      ・ニュースメディア、公式アカウントか?
      ・自分が普段から信頼している人か?
   - 自分で分かっている事しかブログに書かない。

流石、メディアリテラシーの高いお二人だったため、しっかりとした情報発信のポリシーをお持ちで、ブロガーといえども「自分でわからない、いいかげんな情報は発信しない」という、すごくもっともな回答にまとまりました。
ただ、ソーシャルメディアでのデマの拡散については、ソーシャルメディアを使う全ての人々がメディアとしての自覚を持つことが出来れば、ベストな解決策だとは思いますが、現実的にはそういった事を期待するのは難しく、情報を受信する側が、ソースの確認をする等の、リテラシー身につけ、デマから自分で守るということの方が現実的なのかなと感じました。

■マスメディアの苦悩
参加されていた方の中に新聞社の方がいらっしゃっており、震災発生時のマスメディアの活動と、苦悩についてお話頂きました。ソーシャルメディアの活躍が良く取り上げられますが、マスメディアの方もメディアの力を活用して、被災地の方々のために手をつくされていたとのことです。

 ・東北地方の地方新聞では安否情報、死亡情報といった名前だけが羅列された新聞を発行して、安否情報の確認に貢献していた。
 ・被災地ではITインフラが断絶されているし、そもそもITを使える人が少ない地域でもあったので、ラジオが活躍した。

しかし、そういった地道な貢献をしているにも関わらず、「マスメディアは放射能の事実を正確に報道してない」と言った声等を多く貰い、マスメディアが報道する内容を信じて貰えないといった苦悩があるとの事でした。

確かに、今回の震災で、マスメディアが「食料等の買い占めを行う必要は無い」と報道すれば、「食料の買い占め」がおき、「放射能による飲み水の人体への影響は無い」と報道すれば「水」が街から消え去るという事態に陥りました。日本という国がマスメディアの影響力に大きく依存しているという事を改めて確認させられた、一方で、その報道が信じられておらず、報道の反対の行動を取る人が多いという側面が浮き彫りになったと思いました。

今の世の中はあらゆる「メディア」が発信する情報を何も信じて無くて、身近な信頼出来る人間からの情報だけを信じる、そんな世の中になってきているのかもしれませんね。

しかし、有事の際にはマスメディアの発信力は素晴らしい力があるので、「視聴者に信じて貰えない」という本質的な意味を考え、改善していかなければ、何かが起きたときに、国中が混乱し、収集がつかなくなる恐れがあるのでは無いかと感じました。「信頼されるメディア」として体質改善して行って欲しいですね。

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