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ICT業界動向やICT関連政策を基に「未来はこんな感じ?」を自分なりの目線で「主張(Assioma)」します。

2011年2月 Facebookページ運用報告。アクティブユーザ数、人口統計、インタラクション全て公開。

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今月から、私のFacebookファンページの運用報告を行いたいと思います。
公開しようと思った理由は、世間で取り上げられているFacebookページの成功例は、そもそもブランドの確立している有名企業の例であったり、広告や、プレゼント企画で「イイね!」を獲得しているケースがあり、中々、個人や、運用負荷をかけたくない中小企業の方々の参考にはしずらい指標が多いと感じていたからです。

私のページは個人運用であり、当然広告等は利用していませんし、ブランドが確立していたというわけではありませんので、一般的な方々や、ブランドの確立していない企業の方々のベンチマークとして参考にして頂けるのでは無いかと思います。

■Facebookページ概要
 2011年3月1日 ファン数 1780名
 コンセプト : 日々の気付きや、自分が興味を持った情報を、皆さんと共有し、自然なコミュニケーションを行う場
 2011年2月1日~2月28日 アクティブユーザ数
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■人口統計
 一目見てわかるように、東京からのアクセスが大半を占めています。恐らくは他のFacebookページも同じような状況なのでは無いかと考えられます。まだまだ東京で盛り上がっているだけであり、地方の方々の利用は少ないのでは無いでしょうか。
 年齢分布も25~44歳が最も多く、今のネットユーザのボリュームゾーンが最も利用している事がわかります。現在のFacebookはこの層へのアーリアダプタ層へのリーチには、効果的だと思いますが、それ以外の年齢層をターゲットとしている方々は、検討の必要があると思います。
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■アクティブユーザ
 外部からのトラフィック流入は、私のブログがトップであることがわかります。二位にfbrankが付けており、そこそこトラフィック流入が期待出来ることが読み取れます。「数増やしても無駄」という意見はありつつも、ランキングサイトで上位に表示されるのは、それだけ認知度も向上するため、一定の効果は期待出来そうです。三位には、Googleからの流入となっています。結構私の名前を検索して下さっている方がいるようで、驚きました。
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■インタラクション
 投稿表示数はいつも驚かされるのですが、14万6千。ファン数1780名で、100倍近い表示数となっているのは驚かされます。というか、本当にそんなに表示されているんだろうか…と感じてしまったりしていますが、疑って意味がありませんから、素直に信じる他ありません。
 しかし、大切なのは、その表示を見てユーザがどれだけ「イイね!」や「コメント」をしてくれたかという値ですが、これは、14万6千に対して、713ですから、0.49%。ファン数に対して現実的な値となっています。

 体感的には、宣伝、告知的なものは、反応は少なく、ニュースサイトのURL等の紹介も反応は低い傾向があります。これは恐らくそういったニュースURLは、Twitterでも代用が効くからでは無いかと推測しています。「ここでしか見れない物」的なものに最も多くの反応があるようです。
 
Interaction

■先行者が有利という言葉に対する疑問
良く、インターネットの業界は、他がやるより、いち早く実行した方が有利だと言われます。規模のメリットが効くインターネットでは先行してユーザ数を多く獲得した方が成功するので、確かに一般的には確かにそうです。しかし、ことFacebookページの運用に関して言うと、他社に先駆けて設立することが本当に有利なのかは、疑問に感じています。

理由としては、私のFacebookページも開設から半年程経過しましたが、当初は日本語Facebookページランキングでも50位前後と検討していましたが、ローソンや無印良品といった有名企業が相次いで参入してくると、あっという間に抜かれる始末です。マスの世界で有名な企業が参入してくると自社のサイトからの流入も期待出来ますし、ファン数はドンドン増加していく光景を目の当たりにしてきました。

ようは、外の世界で人気がある企業なら(ブランドが確立している企業)、後発で入ってきたとしても、その人気に比例したファン数は即座に獲得出来るということです。

Facebookページの運用とは、Facebookの外の世界での「人気」がファン数によって可視化されるだけであり、「人気」が無い人は「お金」で人気を購入することになり、人気の無かった人は、広告やプレゼントといった、お金の力で、ファン数を水増しするのですが、当然、そういった手段で獲得したファンとエンゲージすることは、大した期待は出来ないので、先行して数を増やすことに意味があるのか疑問を感じます。

■ファンは広告ではなく、驚きや、感動、ワクワクを共有する事を求めている
以前のエントリーでも書いた通り、私はFacebookに限らずTwitter等のソーシャルメディアにおける広告効果は過大評価されすぎなのでは無いかと感じています。ユーザは広告に大して、進んでバイラルしようとしないからです。それよりは、素直に感動したことや、楽しいと感じた「誰かに話したくなるような」体験を望んでいます。

そういった体験をコツコツと経験していくことで、本当にファンになってくれた人だけが、広告的な投稿に大して「手伝ってあげよう」という思いから「イイね!」を押して頂いているのでは無いかと、私は感じています。

私の私見ですが、ブランドの確立していない企業や個人は、初めからお金をかけて、Facebookに参入するのではなく、ウォールへの投稿レベルで地道にエンゲージを重視し、コツコツとファンを増やして行くことをお薦めします。

リーチ出来る層の少ない現在のFacebookで他社との競争を考えるより、自社を愛してくれるユーザとの対話を重視し、ユーザとの対話を楽しみながら運用するのが、現在のFacebookページ運用に適しているのでは無いかと、私は考えます。


私、自身はソーシャルメディアコンサルタントでは無いため、分析が甘いと思いますが、何かの役にたてば幸いです。また、Facebookページの運用方法等も問い合わせ頂ければ、特にお金等不要でディスカッションさせて頂きますので、気軽にご相談頂ければと思います。

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