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ICT業界動向やICT関連政策を基に「未来はこんな感じ?」を自分なりの目線で「主張(Assioma)」します。

Twitterを利用したインフルエンサ・マーケティング - ①

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企業の商品やサービスを消費者に口コミで宣伝してもらいう、いわゆるバイラルマーケティングで絶大な効果を発揮すると期待されているTwitter。

 そのため、様々な企業や政治家、芸能人等が「無料の広告媒体」としてTwitterに参入しており、多い人では200万人以上のフォロワーが存在しいるケースもあり、このようなケースでは一言呟くだけで相当な広告効果が期待出来ます。そこからRTの連鎖が生まれれば、一瞬で数千人、数万人への口コミが広がる事もあるでしょう。

 フォロワーを増やして、フォロワーに対して告知するというのが、Twitter告知の王道です。しかし、フォロワーが数百人と少ない場合にはあまり効果は望めません。既に知名度のある大企業や有名人なら数万人のフォロワーを集める事は簡単な事かもしれませんが、これからビジネスを展開していこうとしている無名のベンチャー企業や、オープンな交流を行いづらい堅いイメージのある企業はフォロワーを集めるという事はそう簡単な事ではないでしょう。

 今回はTwitterのフォロワー数に依存せず、従来のリアル告知方法と組み合わせて、Twitterの口コミ力をより効果的に活用するマーケティング方法を考察してみたいと思います。

■インフルエンサマーケティングとは?■
 従来のテレビ広告のように不特定多数の人々に対してCMを放送する手法は「マス広告」と呼び、「インフルエンサー」を活用して、マーケティングを行う事を「インフルエンサマーケティング」と呼びます。

Influ

従来までのマスにリーチする事を目的としたテレビや新聞の広告では、費用が莫大になる傾向にあります。しかし、全く興味の無い人達にまで告知する事は、無駄も多くコストも掛かります。少量多品種の時代と呼ばれる現代には適していないのでは無いかという意見が増えてきています。

そこで、最近注目されてきているのが、消費者の行動履歴に基づいて商品をレコメンドするアマゾン等で良く利用されているターゲッティング広告や、今囘紹介するインフルエンサーを活用した告知方法です。

「インフルエンサー」とは、「消費者に影響を与える存在」の意味で、特定領域に詳しい専門家や、ブロガーなど強い影響力を持つ個人が該当します。インフルエンサマーケティングとはこういった強い影響力を持つ「インフルエンサー」を探し出し、周囲に口コミをして貰うことで、無駄を省いて効果的に消費者に商品を浸透させる事を目的とする手法です。

最近の調査では、消費者の購買のきっかけとして、芸能人を起用したCMより、身近で信頼出来る人間からの「口コミ」が決め手になったという事を挙げる消費者が増えてきている事からも注目されている手法です。

もし、企業がTwitterの口コミを活用しようとする場合に考慮する事は「如何にして口コミして貰うか?」を工夫する必要があります。そこで、Twitter上の「インフルエンサー」を探し出し効果的に口コミを広げて貰おうというのが、今囘取り上げる「Twitterを活用したインフルエンサ・マーケティング」です。

■Twitterで口込みして貰うためには?■
 Twitterで口コミをして貰うための方法にはどのような物があるでしょうか?
  ① 口コミの自然発生を待つ 
  ② 公式アカウントを作成し、日ごろからファンとの交流を行い、口コミして貰い易くなる関係を築く
  ③ 特定のキーワードに対して呟いている人を抽出し、その人宛に呟く
  ④ プロフィールに宣伝内容と、URLを明記し、特定のキーワードに対して呟いている人を抽出し、その人をフォローする
  ⑤ 「この呟きをRTして頂いた方に抽選で◯◯をプレゼント」という呟き、又は告知文をRTして貰う。

 基本はポータルサイト等のような多数の人が集まる「中心」を持たないTwitterですので、上記のような方法を行う事が一般的です。①が本来のあるべき姿ですが、殆ど運まかせです。②については、NHK_PRが成功例として挙げられていますが、企業風土の問題や、そもそも「公式アカウント」を担当する担当者の資質にも左右されるため、必ずしも成功するとは限りません。積極的にユーザに仕掛ける③については、最近UCCが「結果としてスパムとなってしまった」として謝罪を行ったという事例もあり、場合によっては「悪い噂」を口コミされる事になりかねません。
 現状は④、⑤が無難であり、主流なのでは無いでしょうか。しかし、④、⑤共に余程魅力的な商品ならともかく、そうでも無い場合には、多少の効果はあるものの、数千点の発注に繋がるような大きな効果はまだ、挙がっていないのでは無いでしょうか。

 爆発的にユーザが拡大傾向にあるTwitterですが、その潜在能力の期待しつつ、思ったように成果が挙がっていないと、お考えになられている方が大半というのが実態では無いでしょうか。

■Twitter口コミ効果を増大する「インフルエンサー」を活用したマーケティング■
 「緩い」繋がりに期待する、自然な口込み効果ではなく、企業としてより積極的にTwitterの口コミ力を活用するための、インフルエンサマーケティングを応用する方法は以下の通りです。

 ① 製品ターゲット層を決定する
 ② ターゲットに合った、インフルエンサーをTwitter上から探し出す
 ③ インフルエンサーに対して、アプローチを行う
 ④ インフルエンサーに口コミして貰う

キーワードの抽出等から不特定多数に対して、RT等を行えばスパムと勘違いされる恐れがあります。プロモーションしたい製品の「インフルエンサー」と成り得る人を探し出し、味方に引き込む事で、より大きな成果を上げる。それがこの「インフルエンサー・マーケティング」の考え方です。

①の製品ターゲット層を決定する事は特別変わった事ではなく、製品を検討している段階で既に決定しているのが、一般的です。そのため、「② ターゲットに合った、インフルエンサーをTwitter上から探し出す」について、今回はお話したいと思います。

②ターゲットに合った、インフルエンサーをTwitter上から探し出す。
インフルエンサーとは「消費者に影響を与える存在」です。では、Twitter上からどのようにして「インフルエンサー」を探し出せば良いでしょうか?

■フォローワー数だけでは判断出来ない「インフルエンサー指数」■
 フォロワー数は言ってみればマスに対するリーチ指数であり、解り易い例えにするなら、テレビ局の視聴率に近いと考えられます。視聴率は高いに越したことは無いけれど、「ながら見」かもしれないし、「つまらない」と考えられているかもしれない。更に、twitterの場合は「単なる相互フォロー」で内容は無視されているかもしれません。

 それに今では#followmejpを活用すれば、簡単にフォロワーは増やせますし、例え1万人のフォロワーが居ても「ながら見」ばかりされているなら、「インフルエンサー」としての活躍を期待する事は出来ないでしょう。

■Twitter上のインフルエンサーの探し方■
インフルエンサーを探し出すために、「発言の質が高い人は、フォロワーに対して影響力を持っている」=「インフルエンサーとしての資質がある」という仮説を立ててみることにします。

 そして、「発言の質」を可視化するための方法を考えてみました。

 ■「発言の質」を測定する方法を考察する
 ●指数の基データ算出
  ①フォロワー数 - フォロー数×Priority値
  ②(RTされた数÷発言の総数)×Priority値
  ③(ふぁぼられた数÷発言の総数)×Priority値
  ④(リムーブ数÷発言の総数)×Priority値
  ⑤フォロワー増加数×Priority値
  ※Priority値は変数。何を重視するかで変更可能。

  ①~⑤の値の合計値を「Twitter偏差値」とする。

 ■「発言の質」以外のデータ
 ●得意カテゴリの特定
   ①どのような内容でリストされているか?
   ②何個リストされているか?

 ●カリスマ指数
   ①偏差値の高いユーザ(例:仮に100以上とする)から何人フォローされているか?
   ②フォロワー数1万人以上のアカウントから何人フォローされているか?
  より多くのフォロワーから多数フォローされているだったり、偏差値の高いユーザからフォローされていれば「一目置かれている存在」と考える事が出来ますし、この人達からRTされれば、更に口コミが大きく広がる事が期待出来ます。

 ●リーチ指数
   ①フォロワー数+(カリスマ指数×100)

 ●コミュニケーション値の算出
  ①(@付きの呟き数÷発言の総数)
  コミュニケーションの高さはファンとの交流の大さを示します。「ファン」大切にするという気持ちを持っている人は、より良い「口コミの広がり」を生み出すと考えられます。

■インフルエンサー指数から判断出来る事■
「発言の質」と、「発言の質」以外のデータから構成される「インフルエンサー指数」で以下の事が判断出来ます。

1) その人が得意とする発言のカテゴリは何か?
   - 得意カテゴリから導きます
2) そのカテゴリでどの程度の発言力を持っているか?
   - Twitter偏差値から判断する
3) 有力な発言者からも注目されているか?品質の裏付け。
   - カリスマ指数から判断する
4) その人の告知能力
   - リーチ指数から判断する
5) ブランドイメージに傷を付ける人では無いか?
   - コミュニケーション指数から判断する
6) その人が「旬」な人か?
   - Twitter偏差値の単位期間内での推移をグラフ化する

※Twitterを利用したインフルエンサ・マーケティング - ②へ続く

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