オルタナティブ・ブログ > マリコ駆ける! >

翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

リスク:とった勇気ではなく管理のプロセスにスポットライトをあててほしい

»

ビジネスにおいて、特に新規ビジネスを始めるときなどに、「リスクをとる」という行為は高く評価される傾向があると思う。

誰もが考えなかった、または成功の確率の低そうなことにチャレンジして大成功を収めたストーリーは感動を呼ぶ。
しかしながら、感動を呼ぶのは、自分が害あることに巻き込まれない部外者だからだ、とつっこみをいれたくなってしまう。
家族や従業員に対しては、リスクが高いことは不安材料だし、ましてやそれで失敗したら被害を被る。そして失敗した途端、リスクは無謀という言葉に置き換えられる。

本来賞賛されるべきは、リスクをとる勇気ではなく、他人には高そうに見えたリスクが、その人がやることで低くなる、そのリスク低減のプロセスだ(と私は思う)。リスク低減に成功している人は、他人からはリスクをとっていないように見えるので、スポットライトが当たりにくいだろうが、そういう人こそお手本にしたい。

さて、何かとちょこっと新しいことに手を付けるのが好きな私は、次こそは、他人にとってリスクが高くて、私(アークコミュニケーションズ)にとってリスクが低いビジネスを手掛けようと心がけてはいる。もっとも、私に振り回され慣れているスタッフは、「大里さん、一度に新しいことは一個だけ。ふたつ新しい要素が入る仕事はやめましょうね」とリスク低減の仕方を私よりずっと心得ている(^_^;)

過去の類似エントリー


Comment(0)