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実名ブログを始める時に決めておいたほうが良い10個の自分ルール

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 何か偉そうなタイトルになってしまいましたが、実は今日でこの「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」もちょうど1周年です。こうして1年間無事に更新を続けてきた記念に、1年前を振り返ってブログを始める前に考えて決めておいたことと、続けている途中に考えて決めたこと、そして決められずにブログを書き続けて後悔していることを以下に順番に説明してみます。
 一部に公の場に文章を公開する者としては、若干恥ずかしい内容もありますがそこはご容赦を。

始める時に考えて決めた自分ルール
0.ブログのタイトルとテーマ
 まず自分ルールを決める前にタイトルとテーマを決め、読者の想定をしました。勤務先や仕事の概要まで公開した実名という環境でブログを書くということで、タイトルは仕事の内容から決めて、その内容に沿ったテーマでエントリーを構成することを決めました。
 このあたりの思考ロジックは以前「匿名ブログ と 実名ブログ と 本名ブログ」というエントリーの中でも書きましたが、基本的には"どこどこ会社に勤務しナレッジマネジメント系のシステムコンサルタントである"私というように修飾語の部分に興味がある人が読者だという想定を行いました。

1.文体
 基本的にである調で書く。これが最初に決めた自分ルールです。なぜなら仕事に近いテーマを書くくとなると、業務上の資料や文章を転載したり逆にブログの文章を業務で使いまわしたりすることが多くなると想定され、日頃使っている文体に合わせたほうが便利だと思ったからです。

2.更新頻度(更新間隔)
 これも最初に最低限のラインを自分で決めておきました。実名ブログとは言え業務で書くブログではないので毎日更新はしない。但し、自分の経験から言って更新間隔が開くと読む人が飽きるので原則として3日以上間隔を開けないという自分ルールも決めました。また続ける途中で更新の脅迫観念にかられたことが一度あり、それ以降月間のエントリー数の上限は20とする自分ルールを作りました。

3.書くエントリーの内容&テーマ外のエントリーの扱い
 1で決めたテーマにそったナレッジマネジメントやシステムコンサルティングに関係するエントリーを中心に書くこと。それ以外の趣味や遊び的なテーマの記事は3回以上続けないというのを決めました。これも自分の経験で、いくら面白いと思ったブログでも興味の無いプライベートなテーマが何回も続くと若干辟易するというからきています。
 この決めは2の更新頻度と合わさって文章が出ないときは苦痛でしかないルールですが、逆に半ば強制的に手近な出来事をテーマに関連付けるという、応用力というか土壇場力が養われるようになったのは思わぬ副次的効果でした。

4.エントリーの投稿タイミング
 テーマ以外の内容や趣味や遊びのエントリーはできれば土日に行う。どうしても平日に書きたい場合は夕方から夜に投稿するというのも最初に決めました。これも読者側のことを考えての処置ですが他4つに比較してこれはあまり守れていません。

5.エントリーの修正
 一度エントリーした記事を修正するかどうかについては、基本的に投稿日内は文章の修正を含めて柔軟にやり履歴は残さないこととし、翌日以降に修正する場合は元の文章を打ち消し線で残して新しい部分を書き加えて追記欄に履歴を書くことにしました。但し当日内でもタイトルや主題部分修正を行ったときは履歴を残していますし、誤植や表記ブレの修正は見つけた都度、過去のものも含めて修正するというのが今の自分ルールです。

途中で決めた自分ルール
6.カテゴリーの整理と見直し
 最初に判っていたことですが、ナレッジマネジメントやシステムコンサルティングをテーマとしている関係上、かなり書く内容が特定のカテゴリに偏ると踏んでいました。実際に投稿して半年もたつとこの傾向が如実に現れたので、埋没するナレッジを再利用するためにカテゴリーの整理を始めました。
 カテゴリーは数ヶ月毎に見直して追加やエントリーの再配置をするということと、1つのカテゴリー内のエントリーが20を越えたらカテゴリ分割を検討するというルールは整理しながら考えて決めたものです。
 ちなみにカテゴリーは過去のものの整理だけでなく、新しいエントリーを書くときに想起の効果があることに気づきました。これを認識してからは意識的に今後書くテーマのカテゴリは早めに設置するという自分ルールもつくりました。

7.トラックバックの発信基準
 基本的に言及したものは必ずトラックバックする。というのは決めていましたが、書いているうちに参考にしたもの紹介したものもかならずトラックバックする。ニュース記事の場合も同様ですが、もし同時に2つの媒体でニュースが出た場合はトラックバックを打てる方を引用先に選ぶという自分ルールも最近できました。
※余談ですが絵文録ことのはの「トラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突」にあるようにトラックバックをめぐってはいまも4つの流派が争いを繰り広げているようですが、当「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」はこの図では言及リンク文化圏に属するが若干関連仲間文化圏よりのポジションとしています。

8.トラックバックの受け入れ基準
 逆にスパムトラックバックは、これほど来るとは思っていなかったので何も考えていませんでしたが、最近ルールを決めました。私が書いた記事の内容に言及のないトラックバックはスパムと見なすようにしています。全文丸ごとコピーしてトラックバックというのにも出会いましたがこれも削除対象にしました。

決めておけばよかった自分ルール
9.表記方法
 例えば「ブログ」と書くのか「Blog」と書くのか決めていませんでした。これは強く後悔すると共に実はまだ決めきれて(守りきれて)いません。特に社名や製品名については、日本語表記するのかカタカナでやるのか最初に決めておけばよかったと今でも後悔しています。外国人の名前もしかり。
 表記方法がブレると後で検索エンジン等でブログを検索した際に漏れが出てしまうのです。でもいつも流れでエントリーを書いてしまうのでどうしてもブレが出てしまって今でも徹底できていません(反省)。

10.リンクの貼り方
 リンクを文中に入れるか最後に一覧で出すかも決めておけば良かったと後悔しました。関連リンクとして末尾にリンクをまとめる方式は判りやすいと思っています。また「AさんのBというブログのCというエントリー」というような紹介をどうするかというフォーマットとかその際のリンクの貼り方も決め切れていません。個別エントリーには必ず貼るのですがBというブログという部分にブログ全体のリンクを貼ったり貼らなかったり・・

以上、1年間の振り返りと反省を含めて10か条的にまとめてみました。これから実名でブログを書くような方の参考になれば幸いです。

関連リンク

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