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やめたてホヤホヤ。2014年11月1日からスタートアップへにjoinする筆者が、第一線の声をお届けします!

<若手ビジネスマン必見!>中小企業診断士の受験をオススメする4つの理由

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11月も今日でおわり。師走突入ですね。

今年1年間を振り返り、来年に向けて新たな目標を

考えるこの季節、「資格でもとろうかな~」と

悩まれている若手ビジネスマンも多いと思います。


そんなビジネスマンの方へぜひオススメ
したい資格が

中小企業診断士。 国家資格の中でも会計士や弁護士と

比べて知名度の低いこの資格ですが、ビジネスマンの

基礎体力作りにはもってこいの資格です。

今回のエントリでは、2013年にこの資格を取得した

僕がその魅力について徹底解説します!

 

そもそも中小企業診断士ってなに?

 

中小企業診断士はひと言でいうと「経営コンサルタントの

国家資格」。公認会計士や弁護士、税理士と並び「士業」
と呼ばれる資格の一つです。

他の士業と比べて比較的難易度は低いとされており

ビジネスマンが働きながら取得に挑戦できる

代表的な資格としても知られています。

偏差値.jpg資格難易度ランキングより)


65歳以下の合格者のうち独立している人は
1~2

程度といわれており、大多数はサラリーマンとして

大手企業などに属し幅広い知識を活かし課題を

解決する「企業内診断士」として活躍しています。


【理由①】 ビジネスの基礎知識を
      徹底網羅しているため 



中小企業診断士が学ぶ領域は、とにかく幅広いです。

一次試験の科目を並べると、以下のとおり。 


(1)企業経営理論(経営戦略、人事、マーケティング)

(2)財務・会計

(3)運営管理(生産管理・店舗管理)

(4)経済学・経済政策

(5)経営法務

(6)経営情報システム

(7)中小企業経営・中小企業政策

 

科目名を見れば一目瞭然ですが、ビジネスマンの

基礎知識として活きるものばかりなんですよね。


経済学部を卒業して商社に入社した僕を

例に挙げると、入社以来苦手意識を抱いていた

「法務」の知識を、資格取得を通じて叩き込んだことが

その後の働き方に与えた影響は大きいです。

「期限の利益喪失」、「瑕疵担保責任」など受験前は

契約用語を見るだけで頭痛がしたものですが、

この抵抗感を取り払えた点は非常に助かっています。


【理由②】 習得したフレームワークの
      「使い方」まで学べるため


 

中小企業診断士の試験の最大の特徴であり、

最大の面白みであり、最大の難所とされるのが

二次筆記試験です。

論述形式の資格試験は数多くあれど、その殆どが

「知識を正しく覚えているか」を問う形式。

これに対して中小企業診断士の二次筆記試験は

「学んだ知識を活用して、いかに解決策を提案するか」

を問われる点が特徴的です。


それゆえ受験予備校が公開する解答速報が

バラバラになることも稀ではありません。

これって実際のビジネスの現場でも同じですよね。

発生した問題に対して唯一無二の解決策が

提案されることなどまずなく、様々な選択肢の中で

自身の知識、経験、論理に沿って、よりベターな

方法を模索していくプロセス。

現場経験の少ない2~3年目社員の頃、

二次試験の学習を通じてこの辺の感覚を

習得できた点はよかったと振り返っています。

 

【理由③】 人脈が広がるため

 

二次試験に合格したあと、経済産業大臣の認可を受けて

「私は中小企業診断士です」と名乗るためには、

15日以上の実務経験を積まなければなりません。

中には自分でクライアントを見つけて実務経験を積む人も

いるようですが、僕を含めて大多数の合格者は

協会が主催する「実務補習」を受講します。

 

実務補習は6名前後の試験合格者に対し1人の指導教官

(現役の経営コンサルタント)を加えたチームで編成されます。

 

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他の士業とちがい、働きながら合格するビジネスマンが

多いこの資格。僕のケースでは、大手素材メーカーの

経理部長、大手食品メーカーのマーケティング担当者、

人材育成会社のインド現法の社長などなど、ビジネスの

現場で活躍されている優秀な方々と議論を交わし、

酒を飲み、繋がりを作ることができました。



【理由④】 維持費用が安いため


以前書いたこの記事でも触れましたが、資格の維持費用が

とにかく安いです。弁護士は毎年60万円程度の年会費を

支払っているのに対し、中小企業診断士の場合は

(協会に加盟しなければ)毎年たったの6,000円。

独立開業を目指すならまだしも、大手企業に属しつつ

自己研鑽の一貫として取得する資格として、

この維持費は魅力的ですよね。

 

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いかがでしたか?すでに大手予備校の授業は

スタートしていますが、科目合格制度を活用して

挑戦してみてください!

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