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ハッカソン問題と参加してみて思うこと

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ハッカソン問題について、ここ数日間メディアで書かれていますが、実際に参加してみて思ったことがあります。流行ということもあるので、一回体験してみておきたいなとやや軽い気持ちで数か月前に臨んでみました。

ハッカソンに参加して第一に思ったこと。それが、「全く違う方向性・考えの方とアイデアを具体化することは不可能である」ということです。

努力が足りない、寄り添うことが必要だ、と思われるかもしれませんが、会社でも考え方や方向性が違えばその組織に居続けることはないので、初めてあった人とあまり話をせずにアイデアをすり合わせ、形にしていくことは大変難しいと勉強になりました。
特に無駄を省いて仕事の時間を限定している人間であれば、なおさら思うこともあるかもしれません。

「ビジネス」は、スタート時点では人がいなくても、お金と体力があれば進めていけます。考えの違うことを無理に進めても、苦しい時は「想い」のみがモチベーションになるので到底うまくいきません。また、お話した方の参加理由が、「人との交流ができる・知り合いができる」という方が一番多かったように感じます。

ここは人それぞれの考え方ですが、単にwinwinの関係ではなく、「人から与えられたい」という気持ちの方と沢山出会ってもあまりメリットはないので、私は少々考えが違いました。ハッカソン参加者の目的である「出会い」と、主催者の目的である「新しい価値を生み出して、新サービスを提供する」。

日本ではまだまだ参加者と主催者がマッチしていないように感じられます。ただ、このアイデアのすり合わせ・共感が本当にうまくいけば、大きなチャンスに恵まれる可能性は十分にあります。

折角、丸々休日を使って参加するイベントに出るのであれば、有意義な時間を過ごせるように「目的」を明確化すると良いですね。

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