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インターネット隆盛による新しいマーケターの存在

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マーケティング特集をしていたハーバードビジネスレビューを先日読みました。マーケティングの大幅な変化がすっきりと書かれていて、大変興味深かったです。

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 201410月号 

私は、マーケティング専攻でしたが、その頃に勉強したマーケティングと言えば、「マーケティング概論」から始まり、「広告論」や「エリアマーケティング」「統計学」などどれも面白く根本的に知っておくべき分野ではありますが、2004年に卒業してから約10年、実際の現場で使うマーケティングと大学で学んだマーケティングには大きな変化が出てきています。

SNSやWebマーケティングなどWeb関係の隆盛により、マーケティングに大きく変化が出てきている事に伴って、新しいマーケターの存在というのがフォーカスされるようになってきています。

Yahoo!Japanがサービスを開始した1995年に始まり、Webサービス、検索エンジンの概念が出来てきて、そこから新しいビジネスがどれだけできたか考えると、たった20年で仕事も生き方もサービスもその頃は想像してもいなかったことばかりですよね。

私は現在、SEO関連(検索エンジンで検索した際に、検索結果の上位表示させるための支援)の業務もしていますが、これ一つとっても成果を出すための手法というのがWebサイト自体やWebで商売をする方の大幅な増加に伴って、年々手法も困難になってきています。

※例えば、初期ですとサイトをクリックされた数がいかに多いかに始まり、webサイトにいかに上げたいキーワードが含まれているか、そして外部リンクがどれだけ貼られているか、現在は内部がいかに検索エンジンに最適化しているか、変化してきています。

私がまだ大学2年生の授業では、「インターネットショッピングで、ユーザーがどうすればクレジットカード決済をするようになるか」というテーマでのレポーティングがあったのを今では懐かしく思います笑!

マーケティング組織には従来、いわゆるゼネラリストが多かったが、特にソーシャルメディアやデジタルマーケティングの隆盛に伴い、新しい役割が増えてきています。

マーケティングの役割の変化とは、マーケターに3分野が存在しています。

・データマイニング、メディアミックスモデリング、ROI最適化といった分析手法を用いる「思考マーケター」

・顧客サービス、ソーシャルメディア、オンラインコミュニティで消費者との接点や巻き込みを主に行う「感性マーケター」

・コンテンツやデザインを生み出し、制作をリードする「行動マーケター」

後半2つは、Webの隆盛により新しく出現したマーケターですね。マーケターと言えば、少し前までは思考マーケターが大半でしたが、感性マーケター、行動マーケターと新しい分野に伴い、新しい役割が出てきています。マーケティングは、マーケ担当者だけでなくどんな役割を担当していても、必須のスキルとなっています。

マーケティングの新しい役割を学ぶのに、最適な一冊です。

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