ゲーム開発会社やフリーランスのエンジニアにとって、市場とはゲーム開発市場です。スマートフォン/PCを中心としたゲーム開発市場での、マーケティングやセールスといった「歩き方」を紹介します。

マクドナルドの打開方法 客は何を望んでいるのか

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さて、マクドナルドは低価格路線を維持するしかないと書きました。
低価格路線で稼ぐ方法は実はあるのです。

1)立ち食い店とする
ファストフードとしてのライバルである立ち食いそば店は「立ち食いなので客が居座らず回転数が高い」です。
そこで立ち食い店にします。席は一切なし。もちろん電源も無し。これだと客も食べてすぐ買えるか持ち帰るかなので回転が早くなります。
それ以外にも掃除が楽になり、掃除にスタッフの時間を取られなくなる、椅子がない分設備費が安くなる、店舗スペースが減るなどのメリットがあります。

2)単品は値上げし、セットは下げる
原価率で言うと一番低いのはドリンクで次はポテトです。ハンバーガーの原価は高めです。しかし、ハンバーガーに比べドリンクとポテトは単価を上げにくいというデメリットがあります。
比較的単価を高くとれて原価率も低めなのはハンバーガーとポテトとドリンクのセットです。セットを売りたいのならセットの買い得感を出すために値段を下げるのです。ライバルの牛丼店と比較すると300~500円あたりが妥当です。代わりに単品は値上げします。ハンバーガー単品200円、MMセット300円、LLセット350円ならセットになびくでしょう。新商品もこの方針を貫きます。

3)セット注文者には追加分を下げる
立ち食いそば店や牛丼店ではトッピングやサイドオーダーで稼ぐ戦略を取っています。
そこを見習ってセット注文者にはハンバーガー追加で50円、ビッグマック150円、アイス100円など追加分を徹底した低価格で追加できるようにします。2)の単品を値上げと組み合わせると効果てきめんです。

4)空港店舗などを除き24時間営業をやめる
深夜に営業しても客単価はそれほど取れない上に長時間居座る客も出てきます。スタッフの人件費もかさみます。空港など特殊例を除き24時間営業はやめます。~5時あたりは都心の盛り場でも閉めておいたほうがいいでしょう。

5)クーポンは止める、代わりにポイントにする
日用品は長期顧客が重要です。クーポンで単発客を集めても意味がありません。むしろ注文金額や数に応じてポイントを付与したほうが得策です。おおよそ1万円利用程度で1セット無料程度のポイント(20~30食で1回無料)設定とすると継続率が高まります。

これらの施策は
「日々の生活において安く短時間で食事を上げたい、ただし最低限の質は保証されていたい」というファストフード顧客の趣向に基づいたものです。
他の施策をとるにしても、この趣向を踏まえた上で取る必要があるでしょう。
今のマクドナルドが忘れている趣向です。

ゲーム業界もこういった顧客の趣向を見た上で営業する必要があります。次回は最近のゲーム業界の趣向変化について述べます。
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