オルタナティブ・ブログ > メタバースの歩き方 >

メタバースという言葉が市場を賑わせています。メタバースとは何か? どう歩けばいいのか? メタバースをご案内します。

看板広告でアプローチ

»

看板など広告でアプローチする方法です。
デベロッパーとして有効な媒体は概ね以下の種類に分類されます。
・看板
・Web
・既存メディア

以下種類別に傾向と対策を述べます。

全般

プッシュではなくプル型の営業なので即効性は低いです。これはゲーム開発自体が必需品ではないためです。ただ、イベント参加や開催に比べ低コストで済みます。
どの媒体が良いのかは企業の強みにより異なります。両方試してみて良い結果の出る方に重点を置いたほうがいいでしょう。

また、流れはどの媒体でも以下のとおりです。
1)問い合わせ
問い合わせを受けたら迅速に連絡につなぎましょう
2)返答
問い合わせ内容に応じて返答します。
アポを取って交渉するのがベストですが、遠隔地などアポが取れない場合は電話やメールでこまめに連絡して交渉しましょう。
3)案件獲得
案件を獲得します。


看板

A)傾向
以下の傾向があります。
外注担当者と接触できる確率・・・低い
目標とする企業がいる確率・・・低い
アプローチ開始までに要する時間・・・長い

また、広告料がそれなりに掛かります。つまりある程度の予算がかけられる企業に向いています。

B)場所
看板の場合は場所の選定が重要です(奇抜な広告にしてWebや雑誌で取り上げてもらうといった方法を取ることで場所を問わずアピールする戦術もありますが)。
国内のゲーム業界で看板を使う場合、パブリッシャー・デベロッパーを問わず覚えてもらいやすいのは東京・秋葉原周辺です。これは営業担当者を中心にパブリッシャーが積極的に秋葉原の小売店に出入りしており、またパブリッシャー・デベロッパーともスタッフがプライベートで来ることが多いからです。予算が少ない場合、まず秋葉原に出すことをおすすめします。
予算に余裕がある場合は羽田や関空のような往来の多い空港、あるいは新宿や新大阪、天神など各都市の主要な拠点に掲載するとよいでしょう(価格が桁違いに上がりますが)。

C)内容
デベロッパーの場合、看板で訴求できるのは技術や即応性などの開発に関するメリットです。
連絡先も重要です。電話番号やメールアドレスを明記しましょう。
なお制作にあたっては専門のプランナー、グラフィックデザイナーなど看板のプロに依頼したほうが賢明です。看板の場合は掲載場所においていかに目立つかが重要ですのでプロの目で判断してもらったほうがいいでしょう。

Web広告について

Webにはバナー・テキスト等各種タイプがありますがここでは総論として一括して紹介します。

A)傾向
以下の傾向があります。
外注担当者と接触できる確率・・・高い
目標とする企業がいる確率・・・高い
アプローチ開始までに要する時間・・・短い

また、広告料が低めです。

B)媒体
媒体についてはGoogleのAdwordsやYahoo! JAPANのスポンサードサーチなどが少額で始められるのでお勧めです。
その他にもゲーム系やスマートフォンアプリ系のニュースサイトでは独自に広告を取っているところがあり、こうしたサイトをゲーム会社の外注担当者が閲覧しているケースが多いので出す価値はあります。

C)内容
メリットを徹底訴求した表現にしましょう。
テキスト・バナーいずれであってもまずメリット(iPhoneに強いなど)を強調しましょう。
また、リンク先は担当者が見てすぐに連絡できるよう自社の問い合わせフォームなどに設定しておきましょう。

既存メディア

雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどです。

A)傾向
以下の傾向があります。
外注担当者と接触できる確率・・・高い
目標とする企業がいる確率・・・高い
アプローチ開始までに要する時間・・・長い

多くの人へのリーチがしやすいというメリットがあります。特に大手新聞やテレビはその傾向があります。
意外にも掲載までの時間がかかります。また、広告料が高めです。

B)媒体
大きく以下の2タイプにわかれます。
1)総合メディア・・・専門性の低いメディア
こちらは広く浅くアプローチするタイプです。
2)専門メディア・・・専門性の高いメディア(専門誌、CS局など)
こちらは狭く深くアプローチするタイプです。
2)のほうが広告料も安めなのでこちらから始めて、予算が増えれば1)にも出したほうがいいでしょう。
ゲーム開発関連であればゲーム・IT関連の雑誌に出すと効果が高めです。

C)内容
これもメリットを強調するのが一番ですが、掲載基準などがあるので各媒体に事前に基準や制限を問い合わせたほうが賢明です。

ここまで営業方法について述べてきました。次回からは外注営業される側から見た営業について述べます。

Comment(0)