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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

こんな時代だからこそ、私はワークライフバランスがしっかりした会社には就職しない ~もし私が新卒就活学生だたったら~

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私が新卒就活学生の時の会社選択理由は極めて安易でした。

・幼稚園の頃からIT会社に行けと父親に刷り込まれていたのでIT会社へ
・上場企業が良さそうだから上場企業へ
・父親のコネでインテックへw

こんな自分らしさのかけらもない理由でインテックに行きました。

「人事部長に話をしておいたから、受ければ必ず行けるから、行くように。」

という感じで、就職が決まりました。

インテックは富山と東京本社の上場企業で、良い上司・先輩・同僚に恵まれ、とても良い4年間を過ごすことができました。
その後、「転職王」と呼ばれるくらいに転職を重ねましたが、「インテック在籍4年間」はその後の転職時に自分の信用を支える会社だったことは言うまでもありません。

この時思ったのは「業界で知られている会社にいることは将来も助ける」ということです。人数が多い大会社が良いということではなく「業界で知られている会社」が良いと思っています。

さて、一方、最近の学生は「ワークライフバランスがしっかり実現できる会社が良い」という人が多いらしいです。それはその人の人生なので、尊重しますし、私がとやかく言うことでもないのですが、私なら多少ブラックでも死ぬほど働いて会社も自分も成長できる会社に行きたいです。

「ワークライフバランスがしっかり実現できる会社」は労働時間が少ないので、経験値が得にくいです。個人の時間ができるので、個人での経験値が増えますが、会社の基盤を使った経験値と個人の経験値ではその差は歴然としています。
もちろん経験値は業務内容によって違うのですが、若い時の労働時間は多ければ多いほど成長しやすいと思っています。
とはいっても、経験を積めない単純作業の労働過多だとよくないのですが、自分が成長でき、会社も成長するのであれば、多少ブラックでもその会社を私なら選びます。

理由は以下です。

・定年後から80歳くらいまでの間働ける実力がほしいから
・若い時は貪欲に働きノウハウを吸収したいから

「ワークライフバランスがしっかり実現できる会社」に就職した社員と多少ブラックでも会社も個人も成長する会社に就職した人では、30歳40歳になった時に実力差は相当開いている可能性が高いと思います。(もちろんレアケースもあります)

どっちがいいかなんて、個別の会社同士を比べないとわかりませんが、高い経験値を若い時に得られる会社が良いと思っています。ワークライフバランス的に効率が良い労働の背景には、ブラックボックス化されている業務が存在しているので、業務の本質を理解するには時間がかかるかもしれません。

個人的には、現在、成長盛りのベンチャー企業に就職し、その会社が大きくなる際に、自分自身でワークライフバランスを実現する業務設計を手掛けるような仕事に30代でつけるくらいが、一番経験値が高いかもしれません。(単純な勘ですけどね)

最後に、今の時代の若者はのちのち「ワークライフバランス世代」と「ゆとり教育世代」として呼ばれそうな気がします。経験値が少ない若者は成長も遅く、恐らくこの世代は将来不作の年と言われそうに思えます。

それ故に、多少ブラックでも成長できる会社に就職した若者へのチャンスが広がると思います。人が働かないときに働くのはチャンスなので、将来成功させたい人は、そういう選択肢を考えていもいいかもしれません。

こうやって、貧富の差は広がっていくのだろうなって思います。

個人的には「ワークライフバランス世代」が中堅になった時に今よりも外注が増えるので、うちはその時も恩恵を受けるのだろうとは思いますけど。日本としてはどうなのかと思います。

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また私の近況は「吉政忠志」で検索されると大よそみえてきます。

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