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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

Webサイトの更新に苦労してませんか?~ダメなサイトのパターン~

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今回は「Webサイトの更新に苦労してませんか?~ダメなサイトのチェックリスト~」と言うタイトルで書いてみます。長年、様々な会社のWebサイトに関連した仕事をしていると、これだけ技術が進歩しているのにWebサイトの更新に苦労している会社がこんなにも多いのかと不思議に思うことが多いです。

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)も様々なものがあり、多くの企業で使用されていますが、本当に更新しやすいサイトはあまりないような気がします。皆様が付き合っている業者は本当にCMSを理解していますでしょうか?もともと開発を依頼した時の要件と同じ、思い通りのWebサイトが出来上がっていますでしょうか?そもそもCMSの機能をフル活用できていますでしょうか?いろいろなサイトを見ていくとそのような疑問を持つことも多いです。

まず最初に、Web更新が面倒な故に、ダメなサイトになってしまっているパターンをご紹介します。

□商材ページが1年以上更新されていない
1年間商品の情報が変わらない商材もありますが、キャンペーンが展開されたり、事例があったり、何らかの更新情報があるはずです。それにも関わらず1年間更新がされていない商材ページには更新しにくい何んらかのハードルがあるのではないでしょうか?場合によってはWebサイトを管轄する部門から更新許可を得るのが面倒だったり、Webサイトの更新作業が面倒だったりするケースが多いです。内部事情はお客様には関係なく、商材ページが更新されていない会社は、活動が停滞しているように見えたり、ビジネスの成果が上がっていない会社に見えたりなど、良いことはありません。

□営業マンが使用している資料とコーポレイトサイトに記載されているコンテンツに統一性がない

営業マンが使用する資料と、コーポレイトサイトに記載されているコンテンツを比べた場合、営業マンが使用する資料のほうが詳細であるべきですが、コンテンツに統一性がない場合はしっかりした会社に見られません。また、お客様は営業マンに対して「違う情報を持ってきた」や「どっちが本当かわからない」と思ったりします。これは営業活動上あまり良いことではありません。このようなケースはコーポレイトサイトの更新が面倒な会社が良く陥りやすいです。

□Webコンテンツのフォントや書き方がバラバラ、画面が崩れている

Webサイトのコンテンツ管理者がHTMLに精通していないケースにありがちな場合です。会社のサイトは取引先や取引を検討している方が必ず見るサイトです。統一された書き方できれいに書かれていないと、いい加減な会社に見えていまいます。このような場合でCMSが採用されている場合、CMSの基本的な構築ができていないか、採用したCMS自体の機能が未熟な場合が多いです。CMSは本来、HTMLに精通していない人でも一般的なITリテラシーがある人であればだれでも管理できるようでなければいけません。プログラマーやHTMLコーダーしかコンテンツを管理できないようなCMSサイトはCMSではなく、フレームワークと呼ぶべきです。

なぜ、コンテンツ管理が面倒なCMSサイトが生まれてしまうのか
もちろん、かなりカスタマイズを行い、ユーザ企業と開発会社が合意の上、コンテンツ管理が面倒なシステムになってしまうケースがないとは言えませんが、ほとんどの場合、開発会社の技術力が足りないか、CMSの機能が未熟か、開発会社が悪質でわざとユーザ企業が簡単にWebサイトの更新をできないようにしているかのいずれかになります。

Webサイトの構築を依頼して出来上がってきたサイトを見て、業者の説明を聞いて、「あぁ、そんなものかな」とか「簡単に更新できるといってもやっぱりシステムなので、多少更新が面倒なものかな」とか思っていませんか? もちろんシステムは魔法の箱ではないので、何でもはできません。でもCMSの良さはWebサイトの基本構成を大幅に変えない限りは、簡単にコンテンツを追加、更新できることなのです。それこそが最大のCMSのメリットなのです。

CMSで圧倒的なシェアを持つWordPressの創始者であるマット氏は「WordPressは言語や環境に依存せず、誰もがどこでも簡単にWebを更新できるようにしたい」と考え、WordPressを設計しています。日本国内のCMSの約85.4%はWordPressです(W3CTechs2014年8月)。そう考えれば大半のCMSサイトが更新しやすいはずです。実際はいかがでしょうか?私は様々な会社のWebサイトの管理画面を見る機会がありますが、かなり苦労の後があるものも多いです。そして、同じWordPressの管理画面なのに、更新しにくいサイトもあります。そのWordPressサイトを構築した業者は本当にWordPressを熟知しているのか疑問を感じます。ちなみにWordPress開発会社は星の数ほどありますが、東京に本拠地を置くWordPress認定コンサルタント会社はプライム・ストラテジー1社のみです。WordPress認定コンサルタント会社でない会社はWordPressを熟知していないとは言いませんが、公表できる事例が少ない会社は疑ってみてもよいかもしれません。

私の顧客であるプライム・ストラテジーは以下のサイトにある通りかなり多くのWordPress構築実績を頂いてきました。

WordPress事例集:
http://www.prime-strategy.co.jp/works/business/

もし、既存のWebサイトにご不満があるようでしたら、お気軽にお声がけください。Webサイトにかなり投資をしているのにもかかわらずご不満があるような状況でしたら、相当良いご提案ができると思います。

お問い合わせは以下よりお願いいたします。
https://www.prime-strategy.co.jp/inquiry/

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