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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

ご挨拶

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みなさん、はじめまして。

吉政でございます。

私のことを知っている人は、いろいろな「●●の吉政さん」とイメージされると思います。

今までビジネスの立ち上げや企業再生を専門として一時期はフリーで同時に3社ほどと契約をしていたこともあった為、今まだ携わった企業は有名なベンチャー企業から小さな会社まで10社ほどになります。その中で感じたことは、日本はベンチャー企業にとって優しくない環境であることです。ベンチャー企業の隆盛はIT業界にとっての新陳代謝を担う部分です。新陳代謝が悪い産業は、成長が鈍り、やがて他の国の産業に負けてしまいます。無資源立国であるわが国にとって、人の頭脳を資源とするソフトウェア産業は伸ばすべき産業です。しかしながらこのソフトウェア産業は97%を輸入に頼る産業になってしまいました。私はこのソフトウェア産業を活性化させるため、活動しております。

私はこのソフトウェア産業を面白い産業にしたいと考えております。

その為に、実現したいことは2つあります。

1)世界に通用するソフトウェアを排出し、まずは小さくも大きな実績を創ること

2)人材の好循環を創ること

1)については、世界に通用するソフトウェアを日本発で創るといった成功事例を世に示すことで、先駆けになりたいと思っております。私のような凡人でも学歴が低くても、日本のソフトウェアを世界に排出するお手伝いが出来ることを実例として証明し、後輩たちの目標と希望になりたいと考えております。

2)については教育と転職の仕組みを変えたいと考えております。日本のITトレーニングにかかるコストは欧米や、中国、韓国と比較して非常に高いです。これが原因となって、ITトレーニングのほとんどは、法人向けとなっています。これにより、日本の技術者は所属している会社の意向によってのみ勉強ができます。そして、その勉強の成果をためす場所も所属している会社の意向によって与えられます。そこには自由がありません。この産業を活性化するためには、技術者個人が自分の志向によって勉強する内容を選べ、その志向によって自分の仕事選べることが望ましいです。その世界こそが本来あるべき姿であると思っています。その実現の為には、トレーニング料金の低減と学習修了者の就職先へのパスの確立が必要です。教育に関してはTurbo-CEとXMLマスターの立ち上げに関わってから久しく従事しておりませんが、近いうちになんとか教育事業にも携わりたいと考えております。是非期待してください。

このブログでは、この二つを実現しようと日々もがいているなかで感じたことを過去の経験に照らし合わせて、ベンチャー企業の理想論、立ち上げのノウハウを公開していきたいと思います。

今日は最初の投稿ということで、ここまでにしておきます。

次回以降、ベンチャー会社に関することを書き綴っていきたいと思います。

最後に、今までお世話になった方々に大変感謝しております。私の家族が無事生活できるのも、また、このような場所でブログが書けるようになったのも、今までご指導いただいた上司の方々、諸先輩方、一緒に仕事をしてくれたパートナーの皆様のお陰であると深く感謝しております。本当に有難うございました。引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

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